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ヤマボウシ

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百科事典マイペディアの解説

ヤマボウシ

ミズキ科の落葉高木。本州〜沖縄,東アジアの山地にはえる。葉は対生し楕円形で先は急にとがり,裏面の脈腋に黄褐色の毛がある。6〜7月,小枝の先に小型の花が20〜30個頭状に集まり,周辺に大きな4枚の白い花弁状の総包がつき,全体として一つの花のように見える。

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世界大百科事典 第2版の解説

ヤマボウシ【Cornus kousa Buerg.ex Hance】

樹高15mに達するミズキ科の落葉高木。梅雨のころ,4枚の花弁状で白色大型の総苞片をもつ花を樹冠全体に咲かせる。庭園樹としてなじみの深いハナミズキとはごく近縁である。樹皮は赤褐色で鱗状に剝離する。葉は対生し,全縁でやや波打つ。秋に紅葉する。5月下旬~7月上旬,短枝状に必ず1対の側枝を伴った柄の長い,1個の花のようにみえる頭状花序を頂生する。小花は25~35個,花序の基部に4枚で大型の花弁のような総苞片がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ヤマボウシ
やまぼうし / 山法師
[学]Cornus kousa Buerger ex Hance

ミズキ科の落葉高木。高さ10メートルに達する。幹は灰褐色。葉は対生し、楕円(だえん)形または卵円形で長さ4~12センチメートル、全縁。花は6~7月に開き、淡黄色で小さく、多数が球状に集合し、大形の花弁状で白色の総包片が4枚ある。総包片のない大形の散房花序をつける同属のミズキより進化した植物と考えられている。果実は球形で径1~1.5センチメートル、赤く熟し、食べられる。山地に普通に生え、本州から九州、および朝鮮半島、中国に分布する。名は、頭状花序を僧兵の頭に見立て、また白い総包片を頭巾(ずきん)に見立てたもの。果実が食用となるため、山に生える桑という意味からヤマグワともいわれるが、同名のクワ科のヤマグワとはまったくの別種である。材は器具材として用いる。[門田裕一]

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