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デジタル大辞泉
「ライムライト」の意味・読み・例文・類語
ライムライト(limelight)
1 ライム(石灰)片を酸水素炎で熱し、強い白色光を生じさせる装置。また、その光。19世紀後半、欧米の劇場で舞台照明に使われた。石灰光。
2 名声。評判。また、花形。
[補説]作品名別項。→ライムライト
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ライムライト
limelight
石灰に酸水素炎 (水素と酸素の混合ガスの炎。約 3000℃) を吹きつけて白熱させたときに発する強い白色光。ジルコン鉱を用いるとさらに強い光を得る。 1825年 T.ドラモンドが発明したのでドラモンド光ともいう。 37年,この光をレンズにより集光して照射し,初めてスポットライトとして用いたのは,演劇史上で画期的な出来事であった。 1860年代には太陽や月の光を写実的に実現できるようになり,さらに舞台照明にも使われるようになって,従来の暗いフットライトに取って代った。
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ライムライト【lime light】
石灰光,灰光灯,カルシウムライトcalcium lightとも呼ばれた。酸素と水素を管から吹き出させ,燃焼させて得られる無色の炎(酸水素炎という。温度約2800℃)を石灰棒あるいは石灰球に当てると強い光輝ある白熱光が発生する(石灰は,光輝を得る物理的な効果のために使用される)。この光をレンズで集光し,俳優や舞台を照らすのに用いられた。欧米の劇場では19世紀の中期から20世紀初頭にかけて使用されたが,電灯が発明されてからはしだいにすたれた。
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ライムライト
1952年製作のアメリカ映画。原題《Limelight》。チャールズ・チャップリン監督・主演のコメディー映画の名作。共演:クレア・ブルーム、バスター・キートン。第45回米国アカデミー賞劇映画作曲賞受賞。
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