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リュトブフ リュトブフ Rutebeuf

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リュトブフ
リュトブフ
Rutebeuf

13世紀後半のフランスの詩人。ジョングルールとして貧窮のうちに放浪生活を続け,庇護者を求めてみじめな生涯をおくった。聖者伝からファブリオー,風刺詩まで,ほとんどすべてのジャンルの作品を残している。

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デジタル大辞泉の解説

リュトブフ(Rutebeuf)

フランスの詩人。13世紀半ばごろ活躍。叙情詩・風刺詩や時局に関する詩、狂言劇など多彩な作品を発表。詩「リュトブフの愁訴」、宗教劇「テオフィルの奇跡」など。生没年未詳。

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世界大百科事典 第2版の解説

リュトブフ【Rutebeuf】

中世フランスの詩人。生没年不詳。1245‐80年ころに活躍。シャンパーニュ地方出身説もあるが確証はない。パリに住み,詩人であると同時に職業的吟遊楽人(ジョングルール)。ラテン文学フランス文学の素養があり,聖人伝,宗教詩(《天国の道》など),ファブリオー聖母奇跡劇(《テオフィルの奇跡劇》)など多くのジャンルを手がけ,とくに政治・社会風刺詩,抒情詩に優れた才を発揮。現存詩編は55編1万4000行に及ぶが,かなりの部分は貴族の注文により(いくつかの《挽歌》),あるいは彼らに売り込むために作られたと推定される。

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大辞林 第三版の解説

リュトブフ【Rutebeuf】

フランスの詩人。一三世紀半ばに活躍。作品は風刺詩・抒情詩・宗教詩・ファブリオー(韻文の笑い話)など多彩なジャンルにわたる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リュトブフ
りゅとぶふ
Rutebeuf

生没年不詳。13世紀フランスの詩人。シャンパーニュ地方出身で、パリ大学に学んだ。自身の貧困や結婚を歌った叙情詩、パリ大学紛争に関し、神学者で総長のギヨーム・ド・サン・タムールGuillaume de Saint-Amour(1202―72)を弁護し托鉢僧(たくはつそう)団を批判した風刺詩やファブリオーfabliau、聖者伝、宗教劇などレパートリーは広いが、作家としての内面的要求によるというよりは、むしろ、彼の保護者たちの気に入られるための、話題性に富んだジャーナリスティックな作品が多い。[鷲田哲夫]

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世界大百科事典内のリュトブフの言及

【詩】より

…古いものでは8世紀ごろ成立したイギリスの《ベーオウルフ》があり,北欧の〈エッダ〉と〈サガ〉,ドイツの《ニーベルンゲンの歌》などのゲルマン色の濃いものや,おそらくケルト系のアーサー王伝説群,それに,キリスト教徒の武勲詩の性格をもつフランスの《ローランの歌》,スペインの《わがシッドの歌》などが,いずれも12,13世紀ごろまでに成立する。抒情詩としては12世紀ごろから南仏で活動したトルバドゥールと呼ばれる詩人たちの恋愛歌や物語歌がジョングルールという芸人たちによって歌われ,北仏のトルベール,ドイツのミンネゼンガーなどに伝わって,貴族階級による優雅な宮廷抒情詩の流れを生むが,他方には舞踏歌,牧歌,お針歌などの形で奔放な生活感情を歌った民衆歌謡の流れがあり,これがリュトブフ(13世紀)の嘆き節を経て,中世最後の詩人といわれるフランソア・ビヨン(15世紀)につらなる。ほぼ同じ時期に最後の宮廷詩人シャルル・ドルレアンもいて,ともにバラードやロンドーといった定型詩の代表作を残した。…

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