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リービス リービスLeavis, Frank Raymond

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

リービス
Leavis, Frank Raymond

[生]1895.7.14. ケンブリッジ
[没]1978.4.14. ケンブリッジ
イギリスの批評家。ケンブリッジ大学に学ぶ。母校で教鞭をとり,季刊誌『スクルーティニー』 Scrutinyを創刊,編集 (1932~53) 。原文の精緻な分析と倫理的価値判断とによって文芸批評に厳格な規準を設けることを主張,学界,文壇に大きな影響を与えた。 T.S.エリオットをはじめとする詩の新しい流れを評価した『英詩における新しい意味』 New Bearings in English Poetry (32,50新版) ,ミルトンからロマン派までを扱う『再評価』 Revaluation (36) ,J.オースティン,G.エリオット,H.ジェームズコンラッドイギリス小説の中心に据えた『偉大な伝統』 The Great Tradition (48) のほか,『共同研究』 The Common Pursuit (52) ,『D. H.ロレンス論』 D. H. Lawrence: Novelist (55) ,『アンナ・カレーニナ論』 Anna Karenina and Other Essays (68) ,『小説家ディケンズDickens the Novelist (70) などがある。

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百科事典マイペディアの解説

リービス

英国の文芸批評家。ケンブリッジ学派の一人。雑誌《スクルーティニー》を創刊し,既成文学の再評価を行い,《現代詩の革新》(1932年)では反ロマン主義的な詩観から現代詩人を高く評価した。

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世界大百科事典 第2版の解説

リービス【Frank Raymond Leavis】

1895‐1978
イギリスの批評家。20世紀のイギリスで最も影響力があった講壇批評家の一人。ケンブリッジ大学卒業後,母校の講師として教鞭をとりつづけた。作品をきめ細かく読み抜き,そこに作家全体の技巧的成熟,道徳的な健全さ,感受性の均衡を読みとり,イギリス文化全体の健康状態を診断するという姿勢が彼の批評上の信念になっていた。こうした厳格な批評態度は,19世紀のM.アーノルドから受けついだものであるとともに,20世紀という大衆文化の時代にこそ,その平均化に抗して生まれる必然性があった。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

リービス
りーびす
Frank Raymond Leavis
(1895―1973)

イギリスの批評家。母校ケンブリッジ大学で教鞭(きょうべん)をとり、文芸批評誌『スクルーティニー』(1932~53)を編集。のちブリストル大学教授。強い道徳的個性と、文学に対するひたむきな献身によって、「ケンブリッジ学派」とよばれる一群の批評家たちの指導者であった。作品は『再評価』(1936)、『共通の追求』(1952)など。[川崎寿彦]

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世界大百科事典内のリービスの言及

【スクルーティニー】より

…イギリスの文学批評季刊雑誌。1932年,F.R.リービス,夫人のQ.D.リービス,L.C.ナイトらを編集者としてケンブリッジ大学を中心に創刊。精密・厳格な批評的基準を求め,文学批評という行為を通じて,一国の文化を高めようという使命感から出発した。…

※「リービス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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