ルンド(英語表記)Lund

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「ルンド」の解説

ルンド
Lund

スウェーデン南端部,マルメーフース県にある都市。 1020年頃デンマーク王クヌートにより建設された。ロンドンにちなみルンドと命名されたといわれる。 12~15世紀にはデンマークの大司教区所在地で,スカンジナビア半島最大の都市であった。 1658年スウェーデン領。主工業は食品製造機器,印刷機器などの製造。 1671年にカルル 11世が創設したルンド大学は,スウェーデンでウプサラ大学に次いで古い歴史をもつ。中央に 12世紀ロマネスク様式の大聖堂がそびえる。人口8万 9598 (1992推計) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)「ルンド」の解説

ルンド
るんど
Lund

スウェーデン南部、スコーネ地方の学園都市。人口9万9622(2001)。マルメ市北東15キロメートルに位置し、鉄道・道路交通の分岐点である。11世紀なかばより大司教の居住地となり、大聖堂が建立され、北欧におけるキリスト教の中心地となるが、1536年宗教改革に伴いその位置を失って衰退する。1668年大学設置により再発展した。総合大学、医科大学、神学校多くの科学研究所がある。織物、包装などの工業も立地する。

[中島香子]

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世界大百科事典 第2版「ルンド」の解説

ルンド【Lund】

スウェーデン南部スコーネ地方の都市。人口9万7000(1996)。1000年ころデンマーク王クヌット2世によって建設が開始された,この地方最古の都市。1103年北欧最初の大司教座が設置されたのち,北欧の文化の中心地,またこの地方の中心都市として発展した。宗教改革(1536)とデンマーク領からスウェーデン領への移行(1658)はこの都市の重要性を減少させたが,ルンド大学の創設(1668)とその後の大学の発展,さらに19世紀中ごろ以降の急速な近代工業化により,同地方の工業都市マルメーとともに新たな躍進を遂げた。

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