ルージュモン(英語表記)Rougemont, Denis de

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ルージュモン
Rougemont, Denis de

[生]1906.9.8. ヌーシャテル
[没]1985.12.6. ジュネーブ
スイスの評論家。 1932年ムーニエの人格主義の雑誌『エスプリ』の創刊に参画。 1950年ジュネーブに連邦主義に拠る「ヨーロッパ文化研究所」を設立した。著書には,西欧的愛の起源を探る『愛と西欧』L'Amour et l'Occident (1939) のほか,『手で考える』 Penser avec les mains (1936) ,『人間の西欧的冒険』L'Aventure occidentale de l'homme (1957) ,『ヨーロッパの 2800年』 Vingthuit siècles d'Europe (1961) など。

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世界大百科事典 第2版の解説

ルージュモン【Denis de Rougemont】

1906‐85
スイスの思想家。1906年ヌシャテル州のクーベに牧師の長男として生まれる。1930年ヌシャテル大学文学士。翌31年よりフランスに住みA.ジッド,J.シュランベルジェ(1877‐1968)などの知遇を得る。プロテスタントで雑誌《新秩序》,32年E.ムーニエによって創刊された人格主義の雑誌《エスプリ》誌の寄稿者となり編集にも協力する。これらの論文は45年《劇的人間像》に集められた。1936年《手で考える》,37年《失業者の日記》(石川湧訳,1938)を刊行。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ルージュモン
るーじゅもん
Denis de Rougemont
(1906―1985)

スイスの作家。ヌーシャテルに生まれ、フランス語で執筆。1932年、E・ムーニエに協力、人格主義を標榜(ひょうぼう)する『エスプリ』誌の創刊に加わるが、39年の『西欧と愛』L'Amour et l'Occidentで注目される。第二次世界大戦中をアメリカで過ごしたあと、『悪魔の分け前』(1944)でヨーロッパ的意識の危機を分析し、50年にジュネーブにヨーロッパ文化センターを創立、『連邦主義と民族主義』、『ヨーロッパの18世紀』(1961)、『ヨーロッパのチャンス』(1962)、『ヨーロッパ人への手紙』(1970)などを著す。[西永良成]
『波木居純一訳『ヨーロッパ人への手紙』(1975・紀伊國屋書店)』

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