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レビ人 レビびとLevites

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レビ人
レビびと
Levites

ヤコブの第3子レビの子孫,イスラエルの 12支族の一つ。本来神に奉仕すべきイスラエルの民が金の子牛の偶像を拝んでいたとき,レビ人は神の言葉に対してきわめて忠実であったため祝福を与えられ (出エジプト記 32・25~29) ,祭司族となったが (申命記 18・1) ,なかでもアムラムとヨケベデの子,モーセの兄アロンの家系はレビ族のうちでも最も指導的な地位を与えられた (民数記3・6~10,18・1~7,歴代志上 23・13) 。しかしバビロン捕囚期以降,祭司階級は,大祭司,祭司,レビ人の3階級に分かれ,「レビ人」は下級祭司をさすようになった。

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デジタル大辞泉の解説

レビ‐じん【レビ人】

《「レビびと」とも》古代イスラエルの族長ヤコブの子レビを祖とする、古代ユダヤ教の祭司の一族。レビ族。

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世界大百科事典 第2版の解説

レビびと【レビ人 Levite(s)】

古代イスラエルのヤハウェ宗教のにない手。その歴史ははっきりしないところがあるが,モーセ指導下のヤハウェの契約団体の樹立以後,ヤハウェ主義の普及に携わる集団を形成し,王国時代には,地方の聖所の儀礼と宗教法の伝統を基盤として,民衆の日常生活を指導して倫理の合理化につとめ,預言者の発言の素地を作り,また申命記法を準備したと考えられる。《申命記》ではレビ人がヤハウェ宗教の正統的宗教指導者として重んぜられているが,ヨシヤ王の改革が地方の聖所の祭儀をエルサレムに集中したために,彼らは祭司に従属する職に組み込まれた。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レビ人
れびじん
lewyymヘブライ語

「レビびと」ともいう。古代ユダヤ教の祭司一族。元来は古代イスラエル12部族の一つであったらしい。しだいに古代イスラエルの宗教的伝統を担い伝える門閥を形成し、さらに、ヨシヤの宗教改革(前620ころ)などをきっかけとして、下級祭司層をなすに至った。イエスの時代には神殿直属の祭儀執行官吏であったらしく、レビ人の愛の欠除した形式主義がイエスによって批判されている(「ルカ伝福音(ふくいん)書」10章32節)。レビ人の名祖はイスラエルの父祖の1人ヤコブの息子レビであり、モーセもレビの出とされる。なお『旧約聖書』には、祭儀規定を記す「レビ記」がある。[月本昭男]

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世界大百科事典内のレビ人の言及

【ユダヤ音楽】より

…それは,即興性を排除した厳格なメリスマ風の合唱で,楽器の伴奏と相まって,ヘテロフォニックな色彩をもっていた。歌唱様式には,斉唱,交唱,応答唱,連禱があり,世襲の祭祀音楽家集団〈レビ人〉により演奏されたが,それに対し,神殿に参集した会衆が間投詞(アーメン,ハレルヤ,ホシャナなど)や反復句を唱えることもしばしばあった。また,そこではすでに各種の旋法も確立していた。…

※「レビ人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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