レマン湖(読み)レマンこ(英語表記)Lac Léman

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レマン湖
レマンこ
Lac Léman

別称ジュネーブ湖 Lac de Genève,ドイツ語ではゲンフ湖 Genfersee。スイス南西部,フランスとの国境にある,アルプス地方最大の湖。面積 584km2 (うち 234km2はフランス領) ,湖面標高 372m,最大水深 310mで,周囲 167km,長さ約 70km,最大幅約 13kmの三日月形をなし,東の大湖と西の小湖に分れる。アルプス山脈ジュラ山脈にはさまれ,ローヌ川が東端から流入,南西端から流出する。漁業資源には恵まれないが,澄んだ水と美しい風景で古くから G.バイロンらの詩や小説に登場。北岸一帯はワインの産地として知られる。南西端のジュネーブと北部のローザンヌ湖岸の主要都市で,1823年以来,湖岸諸都市を結ぶ定期航路がある。

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大辞林 第三版の解説

レマンこ【レマン湖】

〔Léman〕 スイスとフランスとの国境にあるアルプス地方最大の湖。ローヌ川が貫流する。湖岸にジュネーブ・ローザンヌなどの観光・保養都市がある。面積580平方キロメートル。別名、ジュネーブ湖。

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世界の観光地名がわかる事典の解説

レマンこ【レマン湖】

スイス西端部とフランスとの国境にまたがって広がる、中央ヨーロッパ最大級の三日月型をした淡水湖。面積は日本最大の湖・琵琶湖より一回り小さい584km2で、そのうち363km2がスイスに属する。最大水深は310m。湖の南から東にはアルプス山脈が、北から西にはジュラ山脈がある。約20の川が流れ込んでいて、30分おきに水位が約0.6~1.5m変動する「セイシュ」とよばれる現象が起こることでも知られる。約1万5000年前の氷河期の後、ローヌ地方の氷河が削り取った窪地に誕生した湖で、ラムサール条約の指定湖沼の一つである。南西岸のジュネーブ(Genève)をはじめ、湖岸にはローザンヌ(Lausanne)、リゾートとして知られるモントルー(Montreux)やヴヴェイ(Vevey)があり、フランス側の湖岸にレバン(Les Bains)などの都市がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レマン湖
れまんこ
Lac Lman

スイス南西部、フランスとの国境にある湖。ジュネーブ湖ともよばれる。三日月形で、サボア・アルプスとジュラ山脈に挟まれたアルプス縁辺部最大の湖である。東西に長く、長さ72キロメートル、最大幅14キロメートル、面積581平方キロメートル。氷堆石(ひょうたいせき)による堰止(せきどめ)湖で、最大水深310メートル。湖面標高372メートル。ローヌ川が東端に流入、西端から流出し、年間200万立方メートルの土砂を湖底に堆積する。北岸のスイス側にはジュネーブ、ローザンヌ、モントルー、ブベーなど国際的保養地があり、気候温暖で南にアルプスを望む風光は明媚(めいび)である。北岸の南斜面は日射に恵まれて見渡す限りのブドウ畑となっており、スイスの中心的ワイン産地でもある。南岸はフランス領で、鉱水で有名なエビアンの町がある。湖上交通が発達し、両岸には鉄道・道路も通じ、アルプス山麓(さんろく)最大の観光地域となっている。[前島郁雄]

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精選版 日本国語大辞典の解説

レマン‐こ【レマン湖】

(レマンはLéman) スイスとフランスの国境にあるアルプス地域最大の湖。東西に長い半月形で、ローヌ川が貫流する。湖岸にはジュネーブ・ローザンヌ・モントルーなど観光・保養都市がある。面積五八一・四五平方キロメートル。湖面標高三七二メートル。最大水深三一〇メートル。ジュネーブ湖。

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