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レースソウ レースソウAponogeton fenestralis; lacewort

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

レースソウ
Aponogeton fenestralis; lacewort

レースソウ科の多年生の水草。マダガスカル原産で,日本には 1915年に渡来し,観賞用に栽培される。塊状の根茎があり,長く横にはい,根出葉はそこから出る。葉はすべて沈水葉で長い柄があり,暗緑色,長楕円形,長いものは 30cmにもなる。鈍頭で,葉肉組織がなくなり,平行に走る葉脈のみが格子状をしている。これをレースに見立ててこの和名がある。花序は叉状に分枝した穂をなし,水面上に突き出る。花は両性花で,黄色,萼はなく,花弁は2枚。種子はときには水中で熟する。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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世界大百科事典 第2版の解説

レースソウ【lattice‐leaf plant】

マダガスカル原産で,池や川の水に沈んではえているレースソウ科の多年草イラスト)。水底に塊茎があり,葉はこれから根生する。葉柄の長さは水深によって異なり,3~30cmある。葉身は披針形で長さ20~50cm,幅3~15cmになる。若い葉では他の植物と同じように葉肉がある。しかし生長すると葉肉の組織は脱落し,縦走する葉脈とその間を直角方向につなぐ細脈だけが残って,レースのような網目をつくる。開花時には花茎が水面まで伸び,先に二叉(にさ)に分かれた穂状花序をつける。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

レースソウ
れーすそう
lace leaf
[学]Aponogeton fenestralis Hook. f.

レースソウ科の多年生の水草。マダガスカル原産で観賞用に水槽などで栽培される。根茎は長く匍匐(ほふく)する。葉は沈水性で、長さ15~30センチメートル、柄は細く、葉身は倒卵形ないし長楕円(ちょうだえん)形。葉肉がなく、葉脈が網目状をなし、レース状で美しい。夏から秋に長い花茎を出し、その先に水面から出て叉(さ)状に分かれた花序をつける。花は小さくて多数つき、黄白色で花被(かひ)は2枚、雄しべは6本。栽培は水深を40センチメートル程度、適量の光線と新鮮な水を必要とし、水温20~24℃でよく生育する。繁殖は実生(みしょう)または株分けによる。[松岡清久]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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