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レーメル

百科事典マイペディアの解説

レーメル

デンマークの天文学者。1681年コペンハーゲン天文台長。木星の衛星の食の周期が木星と地球との距離に依存することから光速度の有限性を結論,初めてその数値を毎秒22万7000kmと算出した(1676年)。
→関連項目光速度

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世界大百科事典 第2版の解説

レーメル【Ole Christensen Römer】

1644‐1710
デンマークの天文学者。商人の息子として生まれ,コペンハーゲン大学で学ぶ。J.ピカールがT.ブラーエのベーン島の天文台の調査に訪れた際(1671),E.バルトリンとレーメルがこれに同行,レーメルはピカールとともにパリに赴き,パリの天文台で観測に従事。木星の衛星の食の周期が木星‐地球間の距離に依存するというG.D.カッシニの発見に関して,カッシニは光の速度を有限とすることで説明できると考えたが,のちこの着想を捨てた。

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世界大百科事典内のレーメルの言及

【光速度】より

相対性理論
[光速度測定の歴史]
 光速度は最初,天文学的な方法によって求められた。O.レーメルは1675年ごろ木星の衛星の食の開始時刻が周期的に変化することを見いだし,この変化は木星から地球まで光が伝わるのに要する時間が地球の公転によって異なるために生ずるとして,光速度約2.2×108m/sを見積もった。また,J.ブラッドリーは1725年ごろに地球の公転速度によって光の進入方向がわずかに傾く効果を用いて光速度を求めた。…

【歯車】より

…歯車の歯の形は昔はあまり問題にされず,ただ回転運動さえ伝えればよいとされていたのであるが,正確な運動を伝えることが要求されるようになってくると,幾何学的に正確な歯形をもつ歯車が必要になってきた。さらに産業革命の前後からしだいに学問的に扱われ,幾何学的解析も行われるようになり,なかでも,デンマークのO.レーメルやフランスの数学者カミュÉtienne Louis Camus(1699‐1768)らの歯形の研究は有名である。現在の歯車の主流である,歯形にインボリュート曲線を用いるインボリュート歯車の価値が広く認識されるようになったのは19世紀の半ばころからで,そして歯を切る方法としての創成歯切り法が実用化(1877ころ)されると,これにもっとも適したインボリュート歯車が,一般工業分野において不動の地位を占めるようになった。…

※「レーメル」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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