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ロブソン Robeson, Paul(Bustill)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ロブソン
Robeson, Paul(Bustill)

[生]1898.4.9. プリンストン
[没]1976.1.23. フィラデルフィア
アメリカの黒人俳優,歌手。コロンビア大学卒業。弁護士の資格を得たが,俳優に転じ,E.オニールの『すべての神の子は翼をもつ』 (1924) と『皇帝ジョーンズ』 (25) に主演。ミュージカル『ショー・ボート』のなかで歌った「オール (ド) ・マン・リバー」は有名。ニューヨークやロンドンでしばしばオセロを演じ,またヨーロッパ諸国で黒人霊歌を含む多くのリサイタルを開いた。自伝『我ここに立つ』 Here I stand (58) がある。

ロブソン
Robson, Dame Flora McKenzie

[生]1902.3.28. ダーラムサウスシールズ
[没]1984.7.7. イーストサセックス,ブライトン
イギリスの女優。ロイヤル演劇アカデミー出身。 1921年にデビュー,22年から B.グリート劇団に加わった。『楡の木陰の欲望』のアビー (1931) ,『すべての神の子は翼をもつ』のエラ (33) のような心理的な現代劇にすぐれているが,マクベス夫人 (33,48) などシェークスピアヒロインも演じた。 60年には,H.ジェームズの小説を脚色した『アスパンの手紙』のタイナ役で『イブニング・スタンダード』紙賞を受賞,またデイムの称号を受けた。 33年から『嵐が丘』『シーザークレオパトラ』などの映画にも出演。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ロブソン
ろぶそん
Paul Robeson
(1898―1976)

アメリカの黒人歌手、俳優で、また人種差別やファシズムと闘った平和運動家。苦学して牧師になった元逃亡奴隷を父に、ニュー・ジャージー州プリンストンに生まれる。早くから学業、スポーツの両面でその才能を認められ、ラトガース大学在学中には2年連続してフットボールの全米最優秀選手に選ばれた。いったん弁護士の道に進んだが、芸術の世界に入り、『ショー・ボート』『皇帝ジョーンズ』『オセロ』などでの名演技や『オールマン・リバー』の歌で世界的名声を博した。アメリカ国務省は1950年、彼の政治的信条や活動を理由に、その海外渡航を禁止する措置に出たが、ロブソンは8年間にわたる闘いによってこの措置を取り消させ、ふたたびヨーロッパ諸国の観衆をその堂々とした姿と声で魅了した。1952年スターリン平和賞受賞。[大塚秀之]
『ポール・ロブソン著、岩崎昶訳『ここに私は立つ――アメリカ黒人歌手の自伝』(1959・光文社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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