一薬草(読み)イチヤクソウ

デジタル大辞泉 「一薬草」の意味・読み・例文・類語

いちやく‐そう〔‐サウ〕【一薬草】

ツツジ科の常緑多年草。山野樹陰に生え、高さ約20センチ。葉は根際につき、長い柄をもち、円形または広楕円形で厚く、裏面紫色を帯びる。初夏、茎の上部に、梅に似た白い5弁花を開く。葉の液汁止血止痛に有効。かがみそう。

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精選版 日本国語大辞典 「一薬草」の意味・読み・例文・類語

いちやく‐そう‥サウ【一薬草・鹿蹄草】

  1. 〘 名詞 〙
  2. イチヤクソウ科の常緑多年草。各地の山野の樹陰に生える。高さ約二〇センチメートル。葉は柄があって根ぎわから生じ、円形または広楕円形で、裏面と柄はしばしば、紫色を帯びる。初夏、梅に似た白い花が総状となって下向きに咲く。雌しべは長い。煎(せん)じ汁は脚気に、葉の液汁は止血、止痛に薬効がある。かがみそう。《 季語・夏 》〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕
  3. 植物べんけいそう(弁慶草)」の異名。〔物類称呼(1775)〕
  4. 植物「くわがたそう(鍬形草)」の異名。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「一薬草」の解説

一薬草 (イチヤクソウ)

学名Pyrola japonica
植物。イチヤクソウ科の常緑多年草,園芸植物,薬用植物

一薬草 (イチヤクソウ)

植物。ベンケイソウ科の多年草,園芸植物,薬用植物。ベンケイソウの別称

一薬草 (イチヤクソウ)

植物。クワ科の落葉高木,園芸植物,薬用植物。クワの別称

一薬草 (イチヤクソウ)

植物。鍬形草の別称

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