一角獣座(読み)イッカクジュウザ(その他表記)Monoceros

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精選版 日本国語大辞典 「一角獣座」の意味・読み・例文・類語

いっかくじゅう‐ざ‥ジウ‥【一角獣座】

  1. 南天の星座。オリオン座の東、大犬座の北にあり、銀河にまたがる。肉眼星数一一二。二個の散光星雲をもつ。伝説上の動物一角獣」に由来する。

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改訂新版 世界大百科事典 「一角獣座」の意味・わかりやすい解説

いっかくじゅう(一角獣)座 (いっかくじゅうざ)
Monoceros

略号Mon.。赤道上に広がる星座で,オリオン座の東,おおいぬ座の北にある。面積は広いが輝星は少ない。天の川に面しているので星雲,星団が多い。この星座は16世紀ごろに新設されたもので,命名者はJ.ヘベリウス,あるいはバルチウスJ.Bartschiusといわれている。一角獣は架空の動物で体軀(たいく)は馬に似て額に細長い1本の角をもっている。α星はこの星座の南東の端にあり,実視等級4.1等,スペクトル型K0で暗い。β星は4.7等の三重星である。いっかくじゅう座R星は,E.P.ハッブルによって発見された変光星雲NGC2261の中にある暗い不規則変光星。散開星団も多く,とくにM50は顕著である。また,ばら星雲もこの星座にあるが,強力な望遠鏡でないと観測はむずかしい。概略位置は赤経7h0m,赤緯-3°。午後8時の南中は3月上旬である。
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百科事典マイペディア 「一角獣座」の意味・わかりやすい解説

いっかくじゅう(一角獣)座【いっかくじゅうざ】

冬の南天に,オリオン座の東に見える星座。明るい星が少なく不明確。銀河面にありガス状星雲が多い。

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