万暦(読み)バンレキ

精選版 日本国語大辞典 「万暦」の意味・読み・例文・類語

ばんれき【万暦】

  1. [ 1 ] 中国、明の神宗(万暦帝)の年号(一五七三‐一六二〇)。華やかな文化爛熟を見せたが、豊臣秀吉朝鮮への出兵をはじめとする内憂外患が多く、明王朝没落のきざしを示した。
  2. [ 2 ] 〘 名詞 〙ばんれきあかえ(万暦赤絵)」の略。
    1. [初出の実例]「京都の博物館に一対になった万暦(バンレキ)の結構な花瓶がある」(出典万暦赤絵(1933)〈志賀直哉〉)

まんれき【万暦】

  1. ばんれき(万暦)

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[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクション 「万暦」の解説

まんれき【万暦】

鹿児島芋焼酎蒸留の際、最初に垂れ出る初留液「初垂(はなた)れ」を集めた焼酎白麹を使用し、減圧蒸留で造る。原料コガネセンガン米麹。アルコール度数44.5~44.9%。蔵元の「西酒造」は弘化2年(1845)創業。所在地は日置市吹上町与倉。

出典 講談社[日本酒・本格焼酎・泡盛]銘柄コレクションについて 情報

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