三升家小勝(読み)ミマスヤ コカツ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「三升家小勝」の解説

三升家 小勝(6代目)
ミマスヤ コカツ


職業
落語家

本名
吉田 邦重

別名
前名=桂 文中,桂 文七,桂 右女助(2代目)(カツラ ウメスケ)

生年月日
明治41年 8月3日

出生地
東京・下谷

経歴
東京市水道局勤務を経て、昭和6年8代目桂文楽に入門し桂文中を名乗る。7年二ツ目となり桂文七、12年真打となり2代目桂右女助、31年6代目三升家小勝を襲名する。「水道のゴム屋」「女中志願」など新作落語で人気を得た。

没年月日
昭和46年 12月29日 (1971年)

伝記
談志絶倒 昭和落語家伝落語―知れば知るほど池内紀の仕事場〈7〉名人たちの世界地球の上に朝がくる 立川 談志 著,田島 謹之助 写真橘 左近 著池内 紀 著池内 紀 著(発行元 大和書房実業之日本社みすず書房筑摩書房 ’07’07’04’92発行)


三升家 小勝(7代目)
ミマスヤ コカツ


職業
落語家

本名
安達 勝美

別名
前名=三升家 勝弥(ミマスヤ カツヤ)

生年月日
昭和11年 11月5日

出生地
東京

出身地
茨城県 西茨城郡岩瀬町

経歴
昭和29年桂右女助に入門。31年師匠の小勝襲名と同時に三升家勝男を名乗り、32年二ツ目に昇進して勝弥、48年同名のまま真打ちに。57年7代目小勝を襲名。「ためし酒」「時そば」「こんにゃく問答」などの古典を得意とした。

没年月日
平成4年 9月4日 (1992年)

伝記
地球の上に朝がくる―懐かしの演芸館落語長屋の知恵 池内 紀 著矢野 誠一 著(発行元 河出書房新社青蛙房 ’87’86発行)


三升家 小勝(5代目)
ミマスヤ コカツ


職業
落語家

本名
加藤 金之助

生年月日
安政5年 6月

出生地
江戸・麻布(東京都)

経歴
はじめ3代目翁家さん馬に入門し翁家さん八となり、のち5代目林家正蔵・鈴々舎馬風に師事。一時期落語を離れ、中村梅三郎門下で俳優となったり、明治33年のパリ世界大博覧会に烏森芸者の監督として参加するなどした。帰国後落語家に戻り5代目三升家小勝を襲名、毒舌で人気を得た。

没年月日
昭和14年 5月24日 (1939年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「三升家小勝」の解説

三升家 小勝(7代目)
ミマスヤ コカツ

昭和・平成期の落語家



生年
昭和11(1936)年11月5日

没年
平成4(1992)年9月4日

出生地
東京

出身地
茨城県西茨城郡岩瀬町

本名
安達 勝美

別名
前名=三升家 勝弥(ミマスヤ カツヤ)

経歴
昭和29年桂右女助に入門。31年師匠の小勝襲名と同時に三升家勝男を名乗り、32年二ツ目に昇進して勝弥、48年同名のまま真打ちに。57年7代目小勝を襲名。「ためし酒」「時そば」「こんにゃく問答」などの古典を得意とした。


三升家 小勝(6代目)
ミマスヤ コカツ

昭和期の落語家



生年
明治41(1908)年8月3日

没年
昭和46(1971)年12月29日

出生地
東京・下谷

本名
吉田 邦重

別名
前名=桂 文中,桂 文七,桂 右女助(2代目)(カツラ ウメスケ)

経歴
東京市水道局勤務を経て、昭和6年8代目桂文楽に入門し桂文中を名のる。7年二つ目となり桂文七、12年真打となり2代目桂右女助、31年6代目三升家小勝を襲名する。「水道のゴム屋」「女中志願」など新作落語で人気を得た。


三升家 小勝(5代目)
ミマスヤ コカツ

明治〜昭和期の落語家



生年
安政5年6月(1858年)

没年
昭和14(1939)年5月24日

出生地
江戸・麻布

本名
加藤 金之助

経歴
はじめ3代目翁家さん馬に入門し翁家さん八となり、のち5代目林家正蔵・鈴々舎馬風に師事。一時期落語を離れ、中村梅三郎門下で役者となったり、明治33年のパリ世界大博覧会に烏森芸者の監督として参加するなどした。帰国後落語家に戻り5代目三升家小勝を襲名、毒舌で人気を得た。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三升家小勝」の解説

三升家小勝(6代) みますや-こかつ

1908-1971 昭和時代の落語家。
明治41年8月3日生まれ。昭和6年8代桂文楽に入門して文中を名のる。文七をへて12年桂右女助と改名し真打となる。自作の「水道のゴム屋」がレコード化されて大ヒット,31年6代を襲名。「佐々木政談」「初天神」などを得意とした。昭和46年12月29日死去。63歳。東京出身。本名は吉田邦重。

三升家小勝(5代) みますや-こかつ

1858-1939 明治-昭和時代前期の落語家。
安政5年6月6日生まれ。明治6年4代翁家さん馬に入門してさん八を名のる。鈴々舎風鏡,柳家小蝠,桃多楼団語などをへて春風亭柳条で真打となり,40年5代を襲名。大正15年東京落語協会会長となる。昭和14年5月24日死去。82歳。江戸出身。本名は加藤金之助。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「三升家小勝」の解説

三升家 小勝(5代目) (みますや こかつ)

生年月日:1858年6月6日
明治時代-昭和時代の落語家
1939年没

三升家 小勝(6代目) (みますや こかつ)

生年月日:1908年8月3日
昭和時代の落語家
1971年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の三升家小勝の言及

【落語】より

…当時の上方では,初代桂枝雀(しじやく)(1863‐1928),初代桂枝太郎(1867‐1927)の2老大家,東西落語に通じた2代桂三木助,俗に初代という笑いの天才桂春団治(はるだんじ)などが活躍した。
[昭和の落語界]
 昭和初期の東京落語界には,〈兵隊物〉はじめ新作で売り出した柳家金語楼,風刺と警句の5代三升家小勝(みますやこかつ)(1858‐1939),細緻な芸の5代三遊亭円生,渋い6代三笑亭可楽,重厚な8代桂文治,飄逸な味の4代柳家小さんなどがいた。 昭和落語の全盛期は,第2次大戦後,民間放送発足後におとずれた。…

※「三升家小勝」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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