三峯神社(読み)ミツミネジンジャ

関連語 護符 霊場

精選版 日本国語大辞典 「三峯神社」の意味・読み・例文・類語

みつみね‐じんじゃ【三峯神社】

  1. 埼玉県秩父市三峰にある神社。旧県社。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)。狼を眷属神大口真神とする。日本武尊(やまとたけるのみこと)奉斎と伝えられる。中世修験道道場となり、神仏習合して三峯権現と称したが、明治初期に神仏分離し、現名に改称。俗に三峰神社とも書かれる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「三峯神社」の意味・わかりやすい解説

三峯神社
みつみねじんじゃ

埼玉県秩父(ちちぶ)市大滝(おおたき)地区三峰に鎮座。旧県社。祭神は伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)に造化三神と天照大神(あまてらすおおみかみ)を配祀(はいし)する。荒川源流に近く秩父山塊に囲まれた海抜1000メートルの鞍部(あんぶ)に社殿を配する典型的な山岳登拝型の神社。社伝によれば、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の途次、仮宮を営み、のち景行(けいこう)天皇が東国巡幸に際し、社地を囲む白岩(しらいわ)、妙法(みょうほう)、雲採(くもとり)の山容をめでて三峯の称号を授けた。古来山中に生息した狼(おおかみ)を当社の眷属神(けんぞくしん)「大口真神(おおぐちまがみ)」とし、火盗除(よ)けの信仰が厚い。

[薗田 稔]

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デジタル大辞泉プラス 「三峯神社」の解説

三峯神社

埼玉県秩父市の三峰山にある神社。祭神は伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)。古くからの修験道の霊場。江戸時代からの御眷属(ごけんぞく)信仰による狼(お犬様)の護符が知られる。

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