コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

三峰山 みつみねさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三峰山
みつみねさん

埼玉県南西部,秩父山地南部の山地。古くは妙法ヶ岳 (1332m) ,白岩山 (1921m) ,雲取山 (2017m) の3山をさしたが,現在は一般には三峰神社のある峰 (1101m) をさす。三峰神社には日本武尊 (やまとたけるのみこと) が戦勝を祈願したという伝説があり,山岳信仰の対象になっている。江戸時代には各地の信者が集り,山頂の宿場がにぎわった。現在も関東・甲信越・東北地方に講中があり,信仰が広い。本殿は寛文1 (1661) 年関東郡代伊奈氏の寄進によって建立されたもので,県の文化財。秩父多摩甲斐国立公園に属する。

三峰山
みつみねやま

群馬県北部,沼田市みなかみ町の境にある山。追母峰 (おっぱみね) ,吹返峰 (ふきかえしみね) ,後閑峰 (ごかんみね) の三峰からなる。標高 1123m。南北に狭長な山体で,山頂部の標高 1000m前後のところに南北約 4km,東西約 800mの平坦面がある。起伏は比較的少ない。南端の山頂付近に河内神社があり,境内からの眺望は雄大。

三峰山
みつみねやま

三峰山」のページをご覧ください。

三峰山
みうねやま

三重県中部の松阪市津市および奈良県東端の御杖村の境にある山。「みつみねやま」とも読み,また三畝山と書くことがある。標高 1235m。中央構造線の北側に位置し,南斜面は櫛田川に臨む急な断層崖をなす。高見山地主峰の一つで室生赤目青山国定公園に属する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

みつみね‐さん【三峰山】

埼玉県南西部、秩父山地の山。本来は標高1329メートルの妙法ヶ岳、1921メートルの白岩山、2017メートルの雲取山の総称だが、現在は三峯神社のある辺り、あるいは妙法ヶ岳をいう。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディアの解説

三峰山【みつみねさん】

狭義には,埼玉県秩父郡大滝村(現・秩父市),秩父山地東部にある三峰神社の社地と標高1102mの三角点の呼称。神社は三峰権現をまつり,鎌倉初期修験道場として開かれたといわれ,江戸以降盗難・火災除(よけ)の三峰信仰が関東一円に広まった。
→関連項目秩父[市]

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典 第2版の解説

みつみねさん【三峰山】

埼玉県秩父郡大滝村,荒川上流域にある秩父山地中の山。古くは妙法ヶ岳(1332m),白岩山(1921m),雲取山(2018m)の3峰を三峰と称し,近世における山岳修験の聖地であったが,現在は三峰神社のある標高1102mの山のみを三峰山と呼ぶようになっている。秩父古生層砂岩やケツ岩からなり,全山が杉,ヒノキの古木におおわれている。秩父多摩国立公園に含まれ,みやげ物店が並ぶ山麓の大輪からロープウェーが神社まで通じる。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

大辞林 第三版の解説

みつみねさん【三峰山】

埼玉県、秩父山地南部にある山。海抜1101メートル。山頂に三峰神社がある。本来は雲取山・白岩山・妙法ヶ岳の三峰を総称していう。

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

日本の地名がわかる事典の解説

〔埼玉県〕三峰山(みつみねさん)


埼玉県西部、奥秩父(おくちちぶ)連峰北東端の峰々の総称。本来は三峯(みつみね)神社の奥ノ院をなす妙法ヶ(みょうほうが)岳(同1329m)・白岩(しらいわ)山(同1921m)と東京・山梨・埼玉3都県境の雲取(くもとり)山(同2017m)3山の南北約10kmにわたる山嶺の総称だが、三峯神社がある平頂尾根一帯を狭義の三峰山とよぶこともある。秩父多摩甲斐(ちちぶたまかい)国立公園に含まれる。三峯神社は江戸時代末期、火難・盗難除()けの神として信仰を集めた。狭義の三峰山とその南の平頂尾根上にある三峰神社まで、北西側からは三峰観光道路が通じる。

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三峰山
みつみねさん

埼玉県西部、秩父(ちちぶ)市大滝(おおたき)地区にある山。標高1100メートル。古くは妙法ヶ岳、白岩(しらいわ)山、雲取(くもとり)山の3山を三峰とよんでいたが、現在は三峯神社付近の山をさす。同社は伊邪那岐神(いざなぎのかみ)・伊邪那美神(いざなみのかみ)を祀(まつ)り、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の途中この山で両神を祀ったのに始まるという。江戸時代以来、火難・盗難除(よ)けの信仰を集め、山頂の宿坊はにぎわい、大宿坊のほか郵便局、土産(みやげ)物屋などが集まる門前町を形成し、200メートルほど低い斜面には三峰集落がある。三峰観光道路によって、二瀬(ふたせ)ダム方面から車で神社前まで達することができる。[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の三峰山の言及

【高見山地】より

…奈良・三重県境中北部を東西に走る山地で,宇陀山地ともいう。主峰高見山(1249m)や三峰(みうね)山(1236m)など標高1000m級の峰が連なる。山地の南麓は断層地形を呈し,西南日本を内帯と外帯とに分ける中央構造線が通り,その構造谷を東へ櫛田川,西へ吉野川(紀ノ川)が流れる。…

【雲取山】より

…東京都の水源林で,多摩川支流日原(につぱら)川,荒川の水源をなし,東・北面は原生林,南・西面は草生地となっている。北につづく白岩山(1921m),妙法ヶ岳(1332m)の2峰とあわせて三峰山ともよばれ,妙法ヶ岳の北にある三峰神社の信仰対象であり,修験の山であった。秩父多摩国立公園に含まれ,三峰神社から雲取山をへて奥多摩町氷川に通ずるコースはとくに登山者が多い。…

※「三峰山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

三峰山の関連キーワード秩父宮記念三峯山博物館聖山高原県立自然公園船形連峰県立自然公園東家 楽遊(初代)埼玉県秩父市超自動化船船舶自動化宇陀山地関東山地秩父鉄道三ツ峠山白久温泉柴原温泉沼田盆地秩父湖雲出川迦葉山船形山三峰口山嶺