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三島事件 みしまじけん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

三島事件
みしまじけん

作家三島由紀夫の割腹自殺事件。 1970年 11月 25日午前 11時 10分から同日午後0時 15分にかけて三島は「楯の会」の会員4人を伴い,東京都新宿区市ヶ谷の陸上自衛隊東部方面総監部総監室を訪問,総監の益田兼利を縛り,不法監禁するとともに総監室を占拠。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

三島事件

1970年11月25日、作家の三島由紀夫が自ら主宰する「楯の会」の若者と、自衛隊市ケ谷駐屯地に乗り込み、自衛隊員憲法改正のための決起を呼びかけたあと、割腹自殺した事件。隊員1人も割腹自殺した。

(2012-06-23 朝日新聞 朝刊 佐賀全県 2地方)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

三島事件
みしまじけん

1970年(昭和45)11月25日、作家三島由紀夫が東京・市谷(いちがや)の陸上自衛隊東部方面総監部で割腹した事件。三島は1968年10月、「反共」「天皇制支持」「暴力是認」を三本柱とした主義の下に自らが主宰者となって学生組織「楯(たて)の会」を結成していた。同会は、左翼と対決する民間武装兵力として自衛隊に体験入隊し、軍事的知識・技術の修得を行ってきた。この日午前11時前、三島は会員4名とともに会の制服を着用して同総監部を訪れ、益田兼利総監を人質とした。バルコニー前に自衛隊員約1000人を集合させ、檄文(げきぶん)をまく一方、憲法を改正して自衛隊を国軍とするためのクーデターを呼びかけた。だが、隊員からやじが激しく飛び演説はほとんど聞こえなかったという。午後0時15分ごろ三島は会員森田必勝とともに総監室内で割腹自殺した。ノーベル文学賞候補とも目されていた三島の行動は、国の内外に衝撃を与え、民主主義を否定し軍国主義を復活させるものであるとの警戒心を呼び起こした。[荒 敬]

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