福島県郡山(こおりやま)市西田町高柴(たかしば)(旧三春藩領)産の郷土玩具(がんぐ)。起源は平安時代、坂上田村麻呂(さかのうえのたむらまろ)が蝦夷(えぞ)を攻めた際に、援軍として現れた馬群の伝説に由来する。この馬の姿を模して木馬を刻み、子供に与えたところ、いずれも健やかに育ったので子育て木馬(きんま)とよぶようになったという。優れた形をしている木馬で、八幡馬(やわたうま)(青森県)、木下(きのした)駒(宮城県)と並んで「日本三駒」などともいわれる。土地では現在も木馬(きんま)ともいう。大小各種があり、1954年(昭和29)の午(うま)年には、年賀切手の図案に採用された。
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...