三色旗(読み)サンショクキ(その他表記)drapeau tricolore

デジタル大辞泉 「三色旗」の意味・読み・例文・類語

さんしょく‐き【三色旗】

3色に染め分けた旗。特に、フランス共和国国旗をさす。

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精選版 日本国語大辞典 「三色旗」の意味・読み・例文・類語

さんしょく‐き【三色旗】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 三色に染めわけた旗。
  3. とくに、フランスの国旗。青・白・赤の三色からなる。
    1. [初出の実例]「三色旗、自由帽、サンキュロット」(出典:星座(1922)〈有島武郎〉)

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「三色旗」の解説

三色旗(さんしょくき)
drapeau tricolore

フランス国旗。1789年7月17日ラ・ファイエットは,パリの国民防衛軍の記章としてブルボン王家の色である白の両側に,パリ市の色である赤,青を付したリボンを採用した。この3色はただちに革命象徴として広く用いられるようになり,国民公会は正式にこれを共和国の象徴として採用した。国旗として竿側から青,白,赤の配列が確定したのは1812年。以後復古王政期を除き,国旗として用いられている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「三色旗」の意味・わかりやすい解説

三色旗
さんしょくき
drapeau tricolore

フランスの国旗。 1789年7月 14日バスティーユ牢獄の陥落ののち,国民衛兵司令官ラ・ファイエット提案に基づいて,パリ国民衛兵の帽章としてパリ市の色である赤と青の間に王室の色である白を加えた3色が採用された。これは古いフランスと新しいフランスとの和解を示すものであった。続いて国王ルイ 16世は国旗もこの3色に決定したが,それはやがて革命そのものの標識となり,共和国フランスの国旗となった。

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百科事典マイペディア 「三色旗」の意味・わかりやすい解説

三色旗【さんしょくき】

自由,平等,博愛を表すトリコロールとして知られるフランスの国旗。旗竿(はたざお)側から青,白,赤と並ぶ三色旗が定められたのはフランス革命中の1794年だが,1814年からの王政復古期には使用を中断され,1830年七月革命以後国旗として復活した。
→関連項目国旗

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「三色旗」の意味・わかりやすい解説

三色旗
さんしょくき

3色に染めた旗。普通はフランス国旗をさす場合が多い。

[編集部]

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世界大百科事典(旧版)内の三色旗の言及

【国旗】より

… 近代国家として十字架とまったく訣別した国旗を制定したのは,たとえば革命以降のフランスである。いうまでもなく,フランスの三色旗は,フランス革命がそのスローガンとしてかかげた自由,平等,博愛の三つの価値を色で表し,そのことによって革命精神を象徴したものとされている。新大陸の新興国家たるアメリカの場合,その国旗は時代とともにかわる,という構造になっている。…

※「三色旗」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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