共同通信ニュース用語解説 の解説
三菱ケミカルホールディングス
三菱化学、田辺三菱製薬、三菱樹脂、三菱レイヨン、生命科学インスティテュートを傘下に置く持ち株会社。グループが手掛ける事業は、リチウムイオン電池部材や食品包装用フィルムの生産、臨床検査など多岐にわたる。2014年3月期の連結売上高は3兆4988億円。総合化学メーカーで国内首位に位置している。
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三菱化学、田辺三菱製薬、三菱樹脂、三菱レイヨン、生命科学インスティテュートを傘下に置く持ち株会社。グループが手掛ける事業は、リチウムイオン電池部材や食品包装用フィルムの生産、臨床検査など多岐にわたる。2014年3月期の連結売上高は3兆4988億円。総合化学メーカーで国内首位に位置している。
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三菱グループの化学・医薬品会社を統括する持株会社。日本の化学業界最大手。三菱財閥4代目当主の岩崎小弥太(こやた)が1934年(昭和9)に立ち上げた日本タール工業(三菱化成の前身。のちの三菱化学)が母体で、2005年(平成17)10月に設立。傘下に総合化学の三菱ケミカル、医薬品の田辺三菱製薬、健康・ヘルスケアの生命科学インスティテュート、工業ガスの大陽日酸などを擁する。欧米の巨大化学メジャーに対抗し、小規模企業が乱立する日本メーカーの国際競争力を向上させるため、2005年に三菱化学と三菱ウェルファーマの共同持株会社として発足した。その後、三菱樹脂(2007年)、田辺製薬(2007年)、三菱レイヨン(2010年)、大陽日酸(2014年)など化学関連企業を次々と買収し、規模拡大戦略をとってきた。三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンの3社を合併して三菱ケミカル(2017年発足)とし、三菱ウェルファーマと田辺製薬を合併して田辺三菱製薬(2007年発足)とするなど、傘下企業を総合化学、医薬品、健康・ヘルスケア、工業ガスの4事業に再編し、成長が期待できる事業の強化と重複事業の効率化に取り組んでいる。国内の設備過剰に対処するため、水島コンビナート(岡山県)のエチレン事業を旭化成(あさひかせい)と一体運営とし、鹿島(かしま)コンビナート(茨城県)のエチレン設備1基を廃棄するなど国内設備のリストラを進めている。同時に、中国石油化工(シノペック)と提携し、サウジ基礎産業公社(SABIC)と合弁事業を進めるなど海外市場の開拓に積極的である。有機EL用発光材料、リチウムイオン電池材料、バイオ医薬品、自動車・航空機や情報・電子機器向け高機能材料の開発・生産に注力している。2012年に東京・丸の内に本社を移し、都内に点在した傘下企業の本社機能を集約した。資本金500億円(2018)、売上高3兆7244億円(2018。国際会計基準、連結ベース)、純利益2763億円(同)、従業員6万9230人(2018)。
[矢野 武 2019年2月18日]
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