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三重項状態

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栄養・生化学辞典の解説

三重項状態

 多電子系で,スピン量子数が1,すなわちスピン多重度が3の多重項状態.酸素などは例外として一般には三重項状態にある原子や分子は励起状態である.酸素では3O2と記す.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

さんじゅうこうじょうたい【三重項状態 triplet state】

偶数個の電子をもつ原子,分子において,電子の多重度D=2S+1=3となるような,スピン量子数S=1の状態をいう。各電子のスピン量子数は1/2であるから,全電子系のスピン量子数S=1を満足するためには,2個の不対電子が異なった軌道に入っていなければならない。炭素原子や酸素原子のいちばん安定な基底状態は三重項状態である。窒素分子や二酸化炭素のように多くの分子は,すべての電子が対をなしている一重項状態であり,第一励起状態が三重項間にあるが,酸素分子のように三重項状態のほうが安定な分子もある。

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