デジタル大辞泉 「皮相」の意味・読み・例文・類語 ひ‐そう〔‐サウ〕【皮相】 [名・形動]1 物事の表面。うわべ。うわっつら。「西洋文明の―を模倣するのみで」〈藤村・夜明け前〉2 うわべだけを見て判断し、物事の本質に至らないこと。また、そのさま。「皮相な見解」[類語](1)体良く・空空しい・白白しい・わざとらしい・心にもない・受け流す・取り繕う・繕う・猫をかぶる・見せかけ・表面的・薄っぺら・浅薄・あさはか・名目的・上面・上辺・表面・外面的・平面的・化けの皮・外見がいけん・外見そとみ・外面がいめん・外面そとづら・表向き・見掛け・外観・みてくれ・見た目・見栄え・なりふり 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「皮相」の意味・読み・例文・類語 ひ‐そう‥サウ【皮相】 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 表面に現われた現象。うわべ。うわっつら。転じて、真相を見きわめないで、表面だけで判断を下すこと。また、その判断やそのさま。皮層。[初出の実例]「皮相 ヒサウ ミカケバカリデ人ヲミタテル」(出典:新撰字解(1872)〈中村守男〉)「一時其人の挙動を皮相して遽に其心事を判断す可らざるなり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)[その他の文献]〔韓詩外伝‐巻一〇〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「皮相」の読み・字形・画数・意味 【皮相】ひそう(さう) うわべ。〔史記、生陸賈伝〕生入りて、沛に揖(いふ)して曰く、~夫(そ)れ足下、天下の大事を興し、天下の大功をさんと欲す。~而るに目皮を以て相す。らくは天下の能士を失はん。~竊(ひそ)かに足下の爲に之れを失せりとす。字通「皮」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報