コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

上演権 じょうえんけんright of presentation

世界大百科事典 第2版の解説

じょうえんけん【上演権 right of presentation】

文芸作品などの著作権に含まれる権利の一つ。脚本など演劇著作物を〈公衆に直接見せ又は聞かせることを目的として〉(著作権法第22条),舞台,映画,放送などで演出・上演する権利をいう(通称〈興行権〉ということもある)。楽譜など音楽著作物を演奏する演奏権とともに規定されており,演劇著作物を演技によって公に表現・上演する行為を規制し,著作者(脚色者を含む脚本作者)の権利を保護している。したがって演劇著作物の上演に際しては,著作権者(多くは脚本作者)に対して上演料(脚本料)を支払わなければならない。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

デジタル大辞泉の解説

じょうえん‐けん〔ジヤウエン‐〕【上演権】

著作権に含まれる権利の一つ。戯曲などの著作物を公衆に直接見せたり聞かせたりすることを目的として上演する権利。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の上演権の言及

【著作権】より

… 著作権が著作物の利用から生ずる経済的な利益を保護するものであるとすれば,著作権の内容も,著作物のさまざまな利用形態に対応したものになる。こうして著作権法は,著作権の内容をなす権利として,複製権(21条),上演権および演奏権(22条),公衆送信権(放送権,有線放送権を含む)(23条1項),伝達権(23条2項),口述権(24条),展示権(25条),上映権および頒布権(26条),貸与権(26条の2),翻訳権,編曲権,変形権,翻案権(27条),二次的著作物の利用に関する原著作者の権利(28条)を列挙している。 日本では著作権の内容を定めるのに〈列挙主義〉を採用しているのに対して1965年のドイツの著作権法は,それまでの〈列挙主義〉を廃し,〈例示主義〉に切り換えた。…

※「上演権」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

上演権の関連キーワードプロデューサー・システムコメディ・フランセーズJ.J. シューバトリー シューバト著作権法(日本)サム シューバトガラスの仮面アメリカ演劇音楽著作権中世演劇横澤丈二リュリ

今日のキーワード

天網恢恢疎にして漏らさず

《「老子」73章から》天の張る網は、広くて一見目が粗いようであるが、悪人を網の目から漏らすことはない。悪事を行えば必ず捕らえられ、天罰をこうむるということ。...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

上演権の関連情報