長野県諏訪市にある温泉。諏訪湖東岸の温泉で、上諏訪駅付近から諏訪湖畔にかけて湧出(ゆうしゅつ)し、湧出口は500を超え、泉量は豊富。文献に最初に現れるのは1237年(嘉禎3)で、近世は高島藩(諏訪藩)の保護を受け、現在は湖に臨むこともあり、諏訪湖周辺の遊覧と相まって歓楽的色彩が濃い温泉となっている。泉質はアルカリ性単純温泉。付近には高島城跡、諏訪大社上社本宮(国指定重要文化財)、温泉施設片倉館(国指定重要文化財)、美術館などがあり、また霧ヶ峰高原や白樺(しらかば)湖への探勝の基地をなす。JR中央本線上諏訪駅下車。茅野市との境近くに中央自動車道のインターチェンジもある。
[小林寛義]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
生命維持活動に必須なエネルギーの獲得や,成長に必要な有機材料を合成するために生体内で起るすべての生化学反応の総称。複雑な分子を単純な分子へ分解してゆく過程でエネルギーを獲得する分解代謝または異化 (カ...