長野県諏訪市にある温泉。諏訪湖東岸の温泉で、上諏訪駅付近から諏訪湖畔にかけて湧出(ゆうしゅつ)し、湧出口は500を超え、泉量は豊富。文献に最初に現れるのは1237年(嘉禎3)で、近世は高島藩(諏訪藩)の保護を受け、現在は湖に臨むこともあり、諏訪湖周辺の遊覧と相まって歓楽的色彩が濃い温泉となっている。泉質はアルカリ性単純温泉。付近には高島城跡、諏訪大社上社本宮(国指定重要文化財)、温泉施設片倉館(国指定重要文化財)、美術館などがあり、また霧ヶ峰高原や白樺(しらかば)湖への探勝の基地をなす。JR中央本線上諏訪駅下車。茅野市との境近くに中央自動車道のインターチェンジもある。
[小林寛義]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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