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主観主義 シュカンシュギ

デジタル大辞泉の解説

しゅかん‐しゅぎ〔シユクワン‐〕【主観主義】

哲学で、真理や価値の基準を主観のうちにのみ帰して、それらの客観性を認めない立場。⇔客観主義
客観的諸条件を無視して、自己の主観的判断にのみ依拠する態度。⇔客観主義
刑法理論で、刑事責任の根拠を主として犯人の意思または性格に求める立場。⇔客観主義

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

大辞林 第三版の解説

しゅかんしゅぎ【主観主義】

認識や実践上の問題を人間の個人的ないし超個人的主観を基礎にして考え、主観から独立した真理や価値の客観性を考慮しない立場。
客観的情勢を考慮せずに、自己の主観に基づいて行動したり考えたりする態度。
〘法〙 刑法理論上の一立場。犯罪の原因を行為の主体である犯人の反社会的性格や危険性に求め、これらを改善して社会をその危険から防衛することを刑法の任務とし、また刑罰は応報ではなく改善・教育であり、目的刑であるとする理論。主観主義刑法理論。
▽⇔ 客観主義

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

主観主義
しゅかんしゅぎ

主観論」のページをご覧ください。

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世界大百科事典内の主観主義の言及

【刑法理論】より

… 新派の主張を図式的に要約すると,(1)意思の自由を否定し,犯罪を行為者の性格と環境から生ずる必然的現象とみる立場から(意思決定論),(2)犯罪行為を反社会的性格の徴表であるとし(犯罪徴表説),(3)罰せられるべきは,自由意思の発現とされてきた〈行為〉ではなく〈行為者〉であるとした(行為者主義)。そして,(4)犯罪の成立について行為者の反社会的性格・動機などの主観的側面を重視し(主観主義,性格責任論),(5)そのような反社会的性格による社会的危険性をもつ者は,社会が自己を防衛するためにとる一定の措置を甘受しなければならない負担を負うとした(社会的責任論)。そして,(6)刑罰は行為者の反社会的性格を改善・教育するための手段であって(改善刑論,教育刑論),(7)行為者の再犯の予防を目的とするものであり(特別予防論),(8)このようにして社会を犯罪から防衛するのである(社会防衛論)と主張した。…

※「主観主義」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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