自然妊娠が難しい場合に行われる治療。体内から取り出した卵子に精子を受精させる体外受精や、精子を子宮に注入する人工授精などがある。経済的な負担軽減のため2022年4月、公的医療保険の適用範囲が拡大された。体外受精では遺伝性の病気や流産を減らす目的で、受精卵の細胞の一部を取り出して染色体の異常の有無を調べる着床前診断が実施されている。日本産科婦人科学会によると、20年に体外受精で生まれた子どもは約6万人で、同年の出生数(約84万人)のうち約14人に1人の割合だった。
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