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世紀病 せいきびょう mal du siècle

翻訳|mal du siècle

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

世紀病
せいきびょう
mal du siècle

19世紀の初頭,フランスの若い世代を悩ませた世紀末的な憂鬱,またナポレオン没落後の挫折感,空虚感をいう。シャトーブリアンの『ルネ』 (1802) はそうした傾向を定着した先駆的小説。その他,セナンクールの『オーベルマン』 (04) ,コンスタンの『アドルフ』 (16) ,ミュッセの『世紀児の告白』 (36) などに表現されている。

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デジタル大辞泉の解説

せいき‐びょう〔‐ビヤウ〕【世紀病】

一つの時代・社会の爛熟(らんじゅく)期から衰退期にあって、懐疑的な思潮のもとに生まれる反現実的・退廃的な心的状態。フランスを中心とするヨーロッパでは、18世紀末の初期ロマン主義、19世紀末のデカダンスなどにみられる。

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世界大百科事典内の世紀病の言及

【ロマン主義】より

…恋愛を中心とする自己の感情の起伏や精神的苦悩を主人公に仮託して描く自伝文学は,ロマン主義文学の中でも主要な位置を占め,ゲーテの《若きウェルターの悩み》,シャトーブリアンの《ルネ》(1802),セナンクールの《オーベルマン》(1804),コンスタンの《アドルフ》へと継承され,ミュッセの《世紀児の告白》(1836)へと受け継がれる。この系譜の中からは,激変する社会の現実と自己の存在との乖離(かいり)を感じ,愛に満たされず何かを求め続け現実から逃避していく〈世紀病mal du siècle〉を病んだロマン派的魂の典型が浮かび上がる。 イギリスにおけるロマン主義は,1800年ころにワーズワースとコールリジを中心に提唱され,1810年から20年にかけてバイロン,シェリー,キーツ,あるいはブレークらの詩人の登場によって頂点を迎えた。…

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