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中沢弘光 なかざわ ひろみつ

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美術人名辞典の解説

中沢弘光

洋画家。東京生。東美校卒。曽山幸彦・堀江正章黒田清輝に学ぶ。白馬会の創立に参加、以後同展および官展で活躍。文展・帝展審査員・帝室技芸員芸術院会員。昭和39年(1964)歿、90才。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

中沢弘光 なかざわ-ひろみつ

1874-1964 明治-昭和時代の洋画家。
明治7年8月4日生まれ。堀江正章,黒田清輝(せいき)らにまなび白馬会にくわわる。明治40年「夏」で文展入選。のち文展審査員,帝国美術院会員,帝室技芸員。昭和32年文化功労者。昭和39年9月8日死去。90歳。東京出身。東京美術学校(現東京芸大)卒。作品に「おもひで」「まひる」など。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

中沢弘光
なかざわひろみつ
(1874―1964)

洋画家。東京生まれ。曽山幸彦(そやまゆきひこ)、堀江正章(まさあき)についたのち、1896年(明治29)東京美術学校西洋画科に入学、黒田清輝(せいき)に学び、白馬会(はくばかい)の結成に参加する。1900年同校を卒業、パリ万国博に出品。07年東京府勧業博覧会で1等賞、第1回文展出品の『夏』で三等賞を受賞。12年同志と光風会を結成した。22~23年(大正11~12)ヨーロッパ遊学。文展、帝展の審査員を務め、30年(昭和5)帝国美術院会員、44年帝室技芸員、57年には文化功労者に選ばれた。外光派に叙情的浪漫(ろうまん)性を備えた作風を示し、代表作に『おもいで』(1909)、『まひる』(1910)がある。[小倉忠夫]

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世界大百科事典内の中沢弘光の言及

【印象主義】より

…この新風は,96年,東京美術学校に西洋画科が設けられて黒田がその主任となり,またそれまでの明治美術会に対して黒田を中心とする白馬会が結成されるに及んで大きな力となり,従来の旧派,脂(やに)派に対して,新派,紫派と呼ばれて,その後の日本洋画の中心的傾向となった。この傾向は,黒田の弟子の岡田三郎助,和田英作(1874‐1959),湯浅一郎(1868‐1931),中沢弘光(1874‐1964),藤島武二らに受け継がれ,青木繁も,一時印象派風の海浜風景を描いた。明治末年になると,南薫造(みなみくんぞう)(1883‐1950),有島生馬,山下新太郎(1881‐1966)らの新帰朝者たちによってさらに刺激が与えられ,明るい色彩,大きな筆触を特色とする印象派風の外光表現は,日本洋画の確固とした一つの流れとなった。…

【光風会】より

…美術団体。黒田清輝を中心に結ばれた外光派の洋画団体白馬会が1911年(明治44)に解散すると,その有力メンバーであった中沢弘光,山本森之助,三宅克己,杉浦非水,小林鐘吉,跡見泰,岡野栄を発起人として翌12年3月に結成され,その年の6月,上野竹之台で第1回展覧会を開催した。当時,印象派以後の新しい美術思潮の刺激を受け,個性的な表現を唱える若い層が増大していたが,この会に拠(よ)る画家たちは黒田の穏健な画風を引き継ぎ,官展系の団体として結束を崩さなかった。…

【明治・大正時代美術】より

…黒田は美術学校と白馬会に拠って,藤島,岡田をはじめ,和田英作(1874‐1959),湯浅一郎(1868‐1931),白滝幾之助(1873‐1959),長原孝太郎(止水。1864‐1930),中沢弘光(1874‐1964),北蓮蔵(きたれんぞう)(1876‐1949),小林万吾(1870‐1947)ら,明治後期の洋画壇を築いた多くの新人を育てた。これらの中では,《天平の面影》(1902)や《蝶》(1904)を描いた藤島武二と,彼の影響を受けて《海の幸》(1904)や《わだつみのいろこの宮》(1907)のように詩情豊かな浪漫的な作風をうち出した青木繁が傑出している。…

※「中沢弘光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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