異なる性質の両親の間の雑種が、その性質について両親のどれとも異なり、中間的な性質を示すものをいう。その性質を支配する遺伝子の顕性作用が不十分で、ヘテロ型が両方の遺伝子の性質を現す不完全顕性によるためである。オシロイバナの花色について赤色と白色の両親の間の第一代雑種(F1)が両親の中間の桃色の花となる例や、カイコの体に黒い縞(しま)のある黒縞蚕(くろじまこ)と、白色の姫蚕(ひめこ)の交配のF1では、縞の色が灰色になる例などがある。中間雑種は、一対の対立遺伝子による形質であることが明らかな場合についていうもので、多くの遺伝子が関係している量的形質の場合には適用されない。
[井山審也]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...