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丸善[株](読み)まるぜん

百科事典マイペディアの解説

丸善[株]【まるぜん】

洋書籍,文具などの販売と出版業を営む老舗。特に洋書の輸入販売で知られる。1869年福沢諭吉門下の早矢仕有的(はやしゆうてき)が横浜に丸屋商社を創立,洋書・薬品などの輸入・販売を行ったのが始まり。1878年には日本で初めてインクを製造,1884年には万年筆を輸入している。事業の発展とともに1880年本社を東京に移し,丸善商社と改称,1893年現社設立。1897年,現在の《学鐙》の前身《学の灯》を創刊。内装建築も手がける。東京日本橋の本店のほか約50の支店がある。2010年TRCとの経営統合により持ち株会社丸善CHIホールディングスを設立。丸善は上場廃止。

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世界大百科事典 第2版の解説

まるぜん【丸善[株]】

和洋書籍,文具,事務器具,洋品,雑貨の販売,出版業の老舗(しにせ)。本店,東京都日本橋。早矢仕有的(はやしゆうてき)が,貿易の振興こそ日本の国力を充実するゆえんであるとして,1869年(明治2)横浜に創業した輸入業丸屋商社をその前身とする。屋号の〈丸屋〉は,世界を相手に商売するという意味で,地球になぞらえて命名したものである。翌70年に東京日本橋の現在地に支店を開設,のち本店とした。71年大阪,72年京都に支店を開設,80年には責任有限会社丸善商社に改組・改称し,和洋書籍,薬品,舶来雑貨の販売,裁縫を営業課目とした。

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世界大百科事典内の丸善[株]の言及

【会社】より

…第一銀行から第百五十三銀行に至る国立銀行は株式会社としての実質を備えていた。また福沢諭吉の指導で1869年1月に設立された丸屋商社(のちの丸善株式会社)は,実質的に合資会社であった。国立銀行条例,取引所条例(1887),私設鉄道条例(同)などの特別法のほかは統一的な会社法を欠いたままに,会社の設立は活発となり,87年には会社数が2000社を上回り,翌年には資本金合計が1億円を超した。…

【学鐙】より

丸善発行の読書雑誌。現存のこの種のものとしてはもっとも古い。…

【高層建築】より

…三井銀行本店(1903。3階)や丸善(1909。3階)は,鉄骨と煉瓦壁を組み合わせた初期の鉄骨造建築であった。…

【早矢仕有的】より

…丸善の創業者。美濃国(岐阜県)笹賀村に生まれる。…

※「丸善[株]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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