乗円(読み)じょうえん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「乗円」の解説

乗円(2) じょうえん

1628-1673 江戸時代前期の僧。
寛永5年生まれ。真言宗。摂津大坂の人。松花堂昭乗(しょうかどう-しょうじょう)に師事。京都の蓮華(れんげ)寺を再興し,のち六波羅蜜(ろくはらみつ)寺の住持となる。また昭乗書画もまなび,世に知られた。寛文13年5月21日死去。46歳。俗姓岡本。字(あざな)は朗然。号は玄々。

乗円(1) じょうえん

?-? 南北朝時代仏師
貞治(じょうじ)元=正平(しょうへい)17年(1362)から応安7=文中3年(1374)にかけて陸奥(むつ)福島中心に活動した。真福寺の地蔵菩薩座像,西光寺の阿弥陀如来座像などの作品がのこっている。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android