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乳糜 ニュウビ

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デジタル大辞泉の解説

にゅう‐び【乳×糜】

腸から吸収された脂肪粒や脂肪酸グリセリンを含んで乳白色をしているリンパ液。食後に、腸管からリンパ管によくみられる。

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大辞林 第三版の解説

にゅうび【乳糜】

腸壁から吸収された脂肪滴を多量に含み、乳白色を呈するリンパ液。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

乳糜
にゅうび
chylomicron

血漿(けっしょう)中に存在するリポタンパク質の一種。食事由来の中性脂肪が腸から吸収されて血液中に入るときにつくられるタンパク質と結合した大形の粒子(リポタンパク質)をいい、カイロミクロンchylomicronともよばれる。比重は0.96以下で、大きさは800Å(オングストローム。1Åは0.1ナノメートル)以上のものである。脂肪を食べると、しだいに血液中にこの粒子が増えてくる。それに伴って血清の白濁がみられるようになる。これは粒子が大きいので光を散乱させる結果である。ほぼ3~6時間をピークとして、しだいに分解される。一般に早朝の空腹時にはこの粒子は存在しない。しかし、遺伝的に、空腹時でもこの粒子が増加している場合がある。これは、粒子を分解させるリポタンパクリパーゼの働きが著しく低下しているか、その補酵素(C)の欠損があるときにみられ、この際ときに腹痛、膵炎(すいえん)などをおこすことがある。また血清トリグリセライド値は1デシリットルにつき400ミリグラムを超える。脂肪の摂取を控えることで、この状態を改善させることができる。脂肪に多い炭素原子12個(C12)以上の長鎖脂肪に対して、炭素原子が6、8、10個(C6、C8、C10)の中鎖脂肪も効果的である。[中村治雄]

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