出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報
… 自然状態で安定な植物群落を極相という。湿潤な日本の極相は森林であり,昔から手つかずで残されてきた極相の森林を原生林(原始林),雑木林のように人手が加わってできた森林を二次林,造林された林を人工林という。森林の国日本において原生林に近い天然林は少なくなり,とくに照葉樹林は社寺林程度しか残されていない。…
…これより再出発した群落の遷移を二次遷移secondary successionという。なお,これら遷移の途中段階にあって極相の森林でないものを二次林という。
[森林帯forest zone]
地球上には各種の森林が分布しているが,その分布の仕方には一定の基準がある。…
…原生林も天然林であるが,風や火災,あるいは伐採などで破壊されたあとに自然に放置しておいて再生した若い森林もまた天然林である。後者は天然生林または二次林ともよばれる。日本の天然林は亜高山や北海道の一部を除いて,人為的な伐採が行われながら天然に更新したものが多い。…
※「二次林」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...