京菜(読み)キョウナ

デジタル大辞泉 「京菜」の意味・読み・例文・類語

きょう‐な〔キヤウ‐〕【京菜】

アブラナ科野菜。葉は根際から多数出て、細く裂けている。春、黄色の花が咲く。ふつう夏に種子をまき、冬から初春にかけて収穫。葉を漬物煮物にする。古くから京都地方で栽培され、関西ではミズナとよぶ。ミブナはこの一品種。千筋菜せんすじな 春》

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精選版 日本国語大辞典 「京菜」の意味・読み・例文・類語

きょう‐なキャウ‥【京菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. アブラナ科の一年草または二年草。カブと同種の野菜で、京都地方で古くから栽培され、各地に広まった。葉柄白色で細長く、根ぎわから多数生え、株張りがよい。葉は深く羽状に分かれる。春、黄色の総状花序をつける。晩夏にまき、冬に収穫する。味が淡泊で香りがあり、漬け物、鍋物などにする。水菜千筋水菜。《 季語・春 》 〔大和本草(1709)〕
  3. 植物みぶな(壬生菜)」の古名。〔物類称呼(1775)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「京菜」の解説

京菜 (キョウナ)

学名Brassica campestris var.japonica
植物。アブラナ科の一~二年草,園芸植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

デジタル大辞泉プラス 「京菜」の解説

京菜

京都府大阪府などで生産される葉物野菜、「水菜」の別称。京都原産であることから。

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