( 1 )室町時代には、貴人の息女の意であったが、江戸時代に入って、大名などの息女を姫君というのに対して、諸侍の娘をいった。後に、広く町家にもいうようになったが、若妻をさすようになったのは天保以後といわれる。主として上方で用いられた。
( 2 )鎌倉時代以後、貴人や貴人の子の意に用いられた「御寮」に対して、「御寮人」は室町時代以後、貴人の娘や妻の意に用いた。
敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...