仏乗(読み)ブツジョウ

デジタル大辞泉 「仏乗」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じょう【仏乗】

仏語
一切衆生をことごとく成仏させる教え。一乗大乗一仏乗
三乗の一、菩薩乗ぼさつじょうのこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「仏乗」の意味・読み・例文・類語

ぶつ‐じょう【仏乗】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「乗」は乗物の意 ) 仏語。衆生を悟りの彼岸に到達させる教え。成仏する道を示した教え。大乗、一乗、一大乗、一仏乗などともいう。
    1. [初出の実例]「頻に仏乗を悟て、常に法花経を講ず」(出典:今昔物語集(1120頃か)七)
    2. [その他の文献]〔勝鬘経‐一乗章〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仏乗」の意味・わかりやすい解説

仏乗
ぶつじょう
buddhayāna

仏教用語。大乗仏教徒は,修行僧沙門立場声聞乗縁覚乗とし,あわせて二乗と称した。これに対する自分たちの立場を菩薩乗と呼び,それは真実に仏になる立場であるから仏乗と自称した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

普及版 字通 「仏乗」の読み・字形・画数・意味

【仏乗】ぶつじよう

仏典

字通「仏」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android