仙石原温泉(読み)せんごくはらおんせん

日本大百科全書(ニッポニカ) 「仙石原温泉」の意味・わかりやすい解説

仙石原温泉
せんごくはらおんせん

神奈川県足柄下(あしがらしも)郡箱根町にあり、箱根温泉群の最北部にあたる。国道138号に沿う。上湯(かみゆ)、下(しも)湯、元(もと)湯、俵石(ひょうせき)、仙石の五地区に分かれるが、ともに高原情緒にあふれ、とくに秋のススキはみごと。大涌谷(おおわくだに)から引き湯をしていて泉量は豊富。泉質硫酸塩泉単純温泉仙石原関所跡があり、北に箱根外輪山の最高峰金時山(きんときざん)がある。小田原駅または箱根湯本駅から中心の仙石までバスが通じる。

[浅香幸雄]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仙石原温泉」の意味・わかりやすい解説

仙石原温泉
せんごくばらおんせん

神奈川県南西部,箱根町にある温泉。箱根山の北部,火口原である仙石原の高原地域にある。旧爆裂口である大涌谷の噴気孔から引き湯。泉質は単純泉,石膏泉。泉温は 20~70℃。神経痛,皮膚病に効能がある。一帯には別荘や寮のほか,旅館,ホテルも多く,温泉街を形成している。近くにゴルフ場や美術館があり,湿原植物群落の一角は箱根湿生花園となっている。富士箱根伊豆国立公園に属する。

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デジタル大辞泉プラス 「仙石原温泉」の解説

仙石原温泉

神奈川県足柄下郡箱根町、金時山の南麓にある温泉。江戸時代には箱根裏街道の仙石原関所が置かれた。台ヶ岳の斜面一帯に広がるススキの草原有名

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