コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

金時山 きんときざん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

金時山
きんときざん

神奈川県と静岡県の境にある山。箱根山外輪山の北端にあたる。標高 1212mで,外輪山では最も高い。古期外輪山に第1期カルデラ形成前にできた寄生火山。山名は源頼光の四天王の一人坂田公時が住んでいたという伝説による。頂上からは南方中央火口丘芦ノ湖,西方に富士山を展望できる。北方に足柄峠,南方に乙女峠があり,ハイキングコースとなっている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル大辞泉の解説

きんとき‐やま【金時山】

神奈川・静岡県境にあり、箱根山外輪山中の最高峰。標高1213メートル。坂田金時の伝説の地。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本の地名がわかる事典の解説

〔神奈川県(静岡県)〕金時山(きんときざん)


神奈川・静岡県境にあり、古い箱根(はこね)山の山腹に噴出した寄生火山で、箱根火山中央部の陥没により外輪山の一角を形成。標高1213m。「きんときやま」とも読む。昔話「金太郎」で名高い坂田金時(さかたのきんとき)が住んでいたという伝承があり、山頂に「金時の踏破(ふみやぶ)り石」がある。富士箱根伊豆国立公園に含まれる。

〔神奈川県(静岡県)〕金時山(きんときやま)


金時山(きんときざん)

出典 講談社日本の地名がわかる事典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

金時山
きんときざん

「きんときやま」ともいう。神奈川県南西部、足柄下(あしがらしも)郡箱根(はこね)町の北端にそびえる山。箱根町、南足柄市、小山(おやま)町(静岡県)の境にあたり、静岡県境をなす。箱根火山の古期外輪山の最高峰で、標高1212メートル。古くは猪鼻(いのはな)岳とよばれていたが、童話や童謡の主人公「足柄山の金太郎」として名高い坂田公時(きんとき)が山姥(やまうば)と住んでいたという伝説があり、また公時が奥州征討から帰った源頼光(よりみつ)にその力量を認められた地とも伝えられ、明治以後、金太郎が小学校教科書にのせられてからは金時山とよばれるようになった。山麓(さんろく)に金時神社があり、5月5日に金時祭が行われる。
 金時山はまた明治初期に、日本で最初に近代植物分類学の研究が行われた所としても有名。フランス人サバチエの金時山基本標本や、ロシア人マキシモビチの金時山頂のハコネコメツツジの研究報告(1870)は、その先駆的業績。5月に開花するゴヨウツツジは「金時のウバツツジ」とよばれる。またこの山中には声の仏法僧(ぶっぽうそう)(コノハズク)をはじめ、野鳥や昆虫も多い。山頂の金時茶屋からの展望は広大。小田原駅から仙石(せんごく)までバス約40分。下車後姥(うば)ヶ茶屋―乙女(おとめ)峠―長尾山―金時山のハイキングコースがある。[浅香幸雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の金時山の言及

【箱根山】より

…火山基底長径は30km,体積は96km3(日本の火山中第7位)の大きさをもち,新旧二重のカルデラと神山,駒ヶ岳などの7個の中央火口丘群よりなり,中央火口丘群とカルデラ西壁との間に芦ノ湖を抱く。古期カルデラの外輪山は明星ヶ岳(924m),明神ヶ岳(1169m),金時山(1213m),三国山(1102m),大観山(1014m),白銀(しろがね)山(993m)を連ねた標高900~1200m,長径12km,短径10kmのほぼ三角形状の尾根よりなる。新期カルデラの外輪山は,その西縁を古期カルデラと共有する長径12km,短径6kmの環状尾根よりなり,東縁は浅間(せんげん)山(802m),鷹巣(たかのす)山(834m),屛風山(948m)を連ねた標高800~900mの平頂尾根で境される。…

※「金時山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

金時山の関連キーワード中島 多茂都足柄山地南足柄市金太郎仙石原足柄山

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android