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会計総裁 かいけいそうさい

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世界大百科事典 第2版の解説

かいけいそうさい【会計総裁】

江戸末期の幕府財政の最高職。フランス公使ロッシュの助言で将軍徳川慶喜が幕政改革の一環として置いた五総裁の一つ。従来,会計事務の統轄は老中が月番交代で担当していたが,1867年(慶応3)5月12日,松平周防守康英が御勝手御入用掛総裁に任じられ,会計専任老中として会計総裁と称した。以後,立花出雲守種恭,大久保一翁忠寛,山口駿河守直毅が歴任した。明治新政府成立後,68年1月,閏4月の官制発布と改正で廃止された。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

会計総裁
かいけいそうさい

1867年(慶応3)5月に設置された江戸幕府の財務担当官職。外国御用取扱兼海陸軍御用取扱の老中松平康直(やすなお)が、御勝手入用掛総裁の老中に転じ、会計総裁とよばれたのが最初。もともと老中は、月番で会計財務、外国関係、寺社、知行割(ちぎょうわり)、普請(ふしん)、陸海軍などの諸政務を担当していた。しかし、政局の切迫と国政の多忙化に応じて、66年12月に海軍総裁と陸軍総裁が、また会計総裁設置直前に国内事務総裁、直後に外国事務総裁が設けられ、老中の月番制にかわって、五総裁に分かれてもっぱら任務にあたった。68年(慶応4)4月、幕府が解体されるまでの間、立花種恭(たちばなたねゆき)、大久保忠寛(ただひろ)(一翁(いちおう))、山口直毅(なおたけ)が歴任した。[河内八郎]

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世界大百科事典内の会計総裁の言及

【勝手掛】より

…中絶時には老中月番・合議制により財政が運営され,61年(宝暦11)より常置となり,複数・月番制が多くなった。1867年(慶応3)廃止,会計総裁に引き継がれた。勝手掛若年寄は1698年(元禄11)秋元喬知,米倉昌尹が初めて任命され,中絶後1730年本多忠統の就任により復活した。…

※「会計総裁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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