無理無体(読み)ムリムタイ

デジタル大辞泉 「無理無体」の意味・読み・例文・類語

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精選版 日本国語大辞典 「無理無体」の意味・読み・例文・類語

むり‐むたい【無理無体】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 相手の意向にかまわず強いて物事を行なうこと。無法に強制すること。また、そのさま。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「無理無体に奉公に好き、無二無三に主人を大切におもへば」(出典:葉隠(1716頃)一)

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四字熟語を知る辞典 「無理無体」の解説

無理無体

道理にかなわないことを無理に行うこと。相手の意向にかまわずに物事を行うこと。

[活用] ―な・―に。

[使用例] 無理無態に理屈づけただけのことになるだろうとは[堀田善衛方丈記私記|1970~71]

[使用例] 真夏の炎天に、山のように荷を積んだ馬を無理無体に坂の上まで登らせようと[円地文子*妖|1956]

[解説] 「無理」も「無体」も道理に合わないこと。同じような意味合いの語を重ねて強調した表現

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