侍坐(読み)ジザ

デジタル大辞泉 「侍坐」の意味・読み・例文・類語

じ‐ざ【侍×坐】

[名](スル)主人・客など上位の人に従ってそばに座ること。
「忠直卿は、…彼に―して居る愛妾の絹野を見た」〈菊池寛忠直卿行状記
[類語]控えるはべする

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精選版 日本国語大辞典 「侍坐」の意味・読み・例文・類語

じ‐ざ【侍坐・侍座】

  1. 〘 名詞 〙 貴人や客など上位の人のおそばにすわること。また、その人。
    1. [初出の実例]「舎人親王令侍座曰」(出典万葉集(8C後)一六・三八三九・左注)
    2. 「其の傍に年若き雛妓(おしゃく)二人の侍坐(ジザ)したるは」(出典:花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上)
    3. [その他の文献]〔論語‐先進〕

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普及版 字通 「侍坐」の読み・字形・画数・意味

【侍坐】じざ

尊者のそばに坐る。〔礼記、曲礼上〕するに侍坐するときは、席を餘すこと毋(なか)れ。

字通「侍」の項目を見る

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