健御名方富命彦神別神社(読み)たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじゃ

精選版 日本国語大辞典 「健御名方富命彦神別神社」の意味・読み・例文・類語

たけみなかたとみのみことひこかみわけ‐じんじゃ【健御名方富命彦神別神社】

長野市長野城山にある神社。旧県社。祭神は健御名方富命、彦神別命。上古、現在の善光寺境内に創立。持統天皇五年(六九一諏訪大社とともに勅祭が行なわれたが、のち善光寺に吸収されて年神堂として存続、明治一二年(一八七九)現在地に遷座。水内(みのち)大社

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日本歴史地名大系 「健御名方富命彦神別神社」の解説

健御名方富命彦神別神社
たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじや

[現在地名]飯山市大字豊田 五束

鷹落たかおち(八〇二メートル)の東麓にある。明治六年(一八七三)郷社、同一三年県社。

「延喜式」神名帳にみえる信濃国水内郡九座のうちの名神大社健御名方富命彦神別神社であると伝承されるが、現長野市じよう山にも同名の神社があり、いずれも式内社であるとの確証はない。

祭神は健御名方富命・誉田別尊・大山祇命、相殿に庭津女命・麻脊命・八須良雄命・武彦根命・知奴命・沙南豆良姫命。春宮祭神天御柱命・前八坂刀売命、秋宮祭神国御柱命・事代主命、若宮八幡社祭神大鷦鷯命、水戸社祭神大仁鳥臣霊神、相殿に岡象女命・素盞嗚命・稲倉魂命、少彦名神社、伊勢社二社祭神天照大神及び豊受姫命。

健御名方富命彦神別神社
たけみなかたとみのみことひこかみわけじんじや

[現在地名]長野市長野 城山

善光ぜんこう寺の東、城山じようやま仮寐岡かりねおかにある。健御名方富命彦神別命を祭神とする。「延喜式」神名帳所載の水内みのち郡九座の一で、「健御名方富命彦神別神社名神」とある。明治一一年(一八七八)まで善光寺境内にあって、年神堂としがみどう八幡宮と称したが、同一二年現在地に移した。延文元年(一三五六)になった「諏方大明神画詞」の当社別宮事に、

<資料は省略されています>

と記し、年神堂は健御名方富命彦神別命を祀ると説き、かつ持統天皇五年八月、「遣使者祭竜田風神、信濃須波・水内等神」とある水内神を年神堂に擬している。

年神堂は、「芋井三宝記」に、

<資料は省略されています>

という。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「健御名方富命彦神別神社」の解説

健御名方富命彦神別神社

長野県飯山市にある神社。室町時代中期に建てられた本殿は国の重要文化財に指定されている。

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