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兄弟分 きょうだいぶん

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

兄弟分
きょうだいぶん

実の兄弟姉妹関係にないものが結ぶ,兄弟姉妹関係に類似した関係。儀礼的親族関係の一つであり,儀礼的親子関係と同様になんらかの儀礼を経て成立する。兄弟分には同じ儀礼的親をもつ子の間で結ばれる関係と,当人同士が兄弟分の関係を取結ぶものとがある。

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デジタル大辞泉の解説

きょうだい‐ぶん〔キヤウダイ‐〕【兄弟分】

他人どうしではあるが、仮に兄弟の縁を結んだ者。また、その間柄。義兄弟。「兄弟分の杯を交わす」
兄弟のように親しい仲間。

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百科事典マイペディアの解説

兄弟分【きょうだいぶん】

肉親でない者が兄弟の交わりを約束したもの。同じ親方に属する子方同士(親方・子方)が年齢の上下や親方取りの新旧で兄,弟の関係を契る場合と,共通の親方がなくとも,親交を高めることで兄弟分の関係を築くことがある。

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世界大百科事典 第2版の解説

きょうだいぶん【兄弟分】

擬制的親族関係の一種。すなわち他人との間に,あたかも実の〈きょうだい(兄弟姉妹)〉のような関係を結び,親密な交際を行う慣習のこと,および当人に対する呼称。分とは,仮に定めた身分を意味する。呼称としては,義兄弟,宿兄弟,参宮兄弟,兄弟契り兄弟成り,ケヤク,ネンアイなどがある。現代ではヤクザや,芸能界,スポーツ界のそれが比較的よく知られているが,かつては一般民衆の間でも広く行われていた。まれには青森県津軽地方のケヤクのように,今日もなおこうした慣習を続けている地方もある。

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大辞林 第三版の解説

きょうだいぶん【兄弟分】

兄弟同様に親しく交わっている人。義兄弟。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

兄弟分
きょうだいぶん

実の兄弟姉妹でない者が約束を交わし、兄弟や姉妹、まれに兄妹か姉弟の関係になぞらえる慣行。これら4通りの組合せをいずれも「きょうだいぶん」とよび、兄弟分の約束を「兄弟契(ちぎ)り」「兄弟成り」などという。義兄弟も兄弟分と類似するが、婚姻や養子縁組によって成立する義理の兄弟姉妹は除かれる。兄弟分の型には大別して2種あり、第一は同じ親方、親分をいただく子方、子分同士が、年齢の上下や親方取りの新旧によって兄弟分となるもの、第二は親方取りがみられず、親友の関係を一歩進めて兄弟分の盟約を結ぶものである。島根県隠岐(おき)島ではもと男女とも成年時に仮親をとる習慣があり、そのとき鉄漿親(かなおや)とよばれる親方と鉄漿子(かなこ)(男)あるいは鉄漿娘(かなむすめ)(女)とよばれる子方の間に杯(さかずき)が交わされ、同時に子方同士も兄弟分ないし姉妹分の杯をしたというのは、前述の第一の型である。若者宿、寝宿の友だちを宿子、宿朋輩(ほうばい)というほか、宿兄弟とよぶ所がある。これも同じ宿親のもとの兄弟分という意識に基づくものである。長野県北安曇(きたあずみ)郡では職人の新入りは親方から杯をもらうとともに、兄弟子(あにでし)と兄弟杯を交わしたという。職人や芸人、その他特殊な仲間でも、同じ親方、師匠(ししょう)につく者たちの間で兄弟分となることは最近でも珍しくない。これに対し、共通の親方がなく、親友の関係から進められる第二の型の兄弟分も各地で認められる。青森県津軽地方ではとくにこの慣行が盛んで、兄弟分祝いをして2人1組で、場合によっては数人の集団で同時に兄弟分となった。山形県鶴岡(つるおか)市大岩川(おおいわがわ)の浜中(はまなか)にみられる女のケヤキキョウダイ、伊豆神津(こうづ)島における同性間あるいは異性間のキョウダイブンなどもこの型の慣行である。兄弟分の交際は一生続くという例もあるが、多くは結婚ぐらいまでは緊密なのに、その後は弛緩(しかん)していくようである。また親方・子方の関係が家族全体に拡張されて「家」同士にまで昇華されるのに対し、兄弟分のほうは個人関係にとどまるのが一般である。[竹田 旦]

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