先取(読み)センシュ

デジタル大辞泉 「先取」の意味・読み・例文・類語

せん‐しゅ【先取】

[名](スル)他より先に取ること。さきどり。「一点先取する」「先取点」
[類語]入手獲得取得拾得既得先取り手に入る手に入れる手中に収める手にする手に落ちる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「先取」の意味・読み・例文・類語

さき‐どり【先取】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他人より先に物を取ったり、事を行なうこと。また、定まった時期以前に取ったり、事を行なったりすること。
    1. [初出の実例]「民衆の意志を先取して遠い目標を予定してしまうのは適当でない」(出典:中国知識人の自己改造(1951)〈竹内好〉二)
  3. 他人より先に意見などを言うこと。
  4. ( 「さきとり」とも ) 事前代金利子などを受け取ること。
    1. [初出の実例]「多の客の撰取見取(よりどりみどり)枕かけの先取(サキトリ)、のき代の後取(のちどり)」(出典談義本・養漢裸百貫(1796)三)

せん‐しゅ【先取】

  1. 〘 名詞 〙 他よりも先に取ること。さきどり。
    1. [初出の実例]「二点を先取(センシュ)したが」(出典:熱球三十年(1934)〈飛田穂洲〉平凡な大投手)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android