八王子[市](読み)はちおうじ

百科事典マイペディア 「八王子[市]」の意味・わかりやすい解説

八王子[市]【はちおうじ】

東京都西部の市。1917年市制。関東山地の東麓,八王子盆地と周辺の山地を占める。面積は東京の市で最大。中心市街は中世以来の城下町,江戸時代に甲州道中宿場町,多摩地区の経済中心として発展。関東五大機業地の一つとして古くから機業が盛んであったが,最近は電気,機械,食品や精密機械の工場が増加している。丘陵部は1960年代からめじろ台などの住宅地化や,中央大学東京都立大学(現,首都大学東京)などの大学の進出が著しい。市南東部は多摩ニュータウンに含まれる。中央本線,横浜線,八高線,京王電鉄,中央自動車道,圏央道が通じ,八王子駅周辺はデパートや大手スーパーが集中し,さらに開発,整備が進められている。高尾山,陣馬(場)山,武蔵陵などの行楽地がある。車人形が伝わる。186.38km2。58万53人(2010)。
→関連項目大山街道高尾[駅]八王子織物八王子千人同心船木田荘

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