出回る(読み)デマワル

デジタル大辞泉 「出回る」の意味・読み・例文・類語

で‐まわ・る〔‐まはる〕【出回る】

[動ラ五(四)]商品市場へ大量に出る。その物をよく見かけるようになる。「しゅん果物が―・る」「偽一万円札が―・る」
[類語]行き届く行き渡る広がる広まる流布るふする伝播でんぱする浸透する波及する弥漫びまんする蔓延まんえんする伸展する発展する

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精選版 日本国語大辞典 「出回る」の意味・読み・例文・類語

で‐まわ・る‥まはる【出回】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙
  2. 品物産地から市場へ大量に出る。品物があちこちで見られるようになる。
    1. [初出の実例]「特大型がまだ出廻らないとすると」(出典:自由学校(1950)〈獅子文六〉夏の花咲く)
  3. あちらこちらと出歩く。諸所を回り歩く。
    1. [初出の実例]「養父は今年が四十一の前厄にあたるので、とりわけて例のおまゐりに春早々から忙がしく出廻(デマハ)ってゐましたが」(出典半七捕物帳(1925)〈岡本綺堂〉熊の死骸)

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