分筆(読み)ブンピツ

精選版 日本国語大辞典 「分筆」の意味・読み・例文・類語

ぶん‐ぴつ【分筆】

  1. 〘 名詞 〙 土地登記簿の上で、一筆の土地を数筆の土地に分けること。⇔合筆
    1. [初出の実例]「土地の分筆又は合筆の登記は」(出典:不動産登記法(1960)八一条)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「分筆」の意味・わかりやすい解説

分筆
ぶんぴつ

登記簿のうえで、一筆(いっぴつ)の土地を分割して、数筆の土地にすること。所有者は、土地台帳を所管する登記所へ申告することにより、これを自由になしうる。登記官は、分筆登記の申請がない場合であっても、不動産登記法第14条1項の地図を作成する必要があると認めたときは、登記簿の表題部所有者または所有権登記名義人異議がないときに限り、職権で分筆の登記ができる(不動産登記法39条3項)。

[竹内俊雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「分筆」の意味・わかりやすい解説

分筆【ぶんぴつ】

土地登記簿の上で甲という〈一筆の土地〉を分割して甲乙等の数筆の土地にすること。これに対して数筆の土地を合わせて一筆の土地とすることを合筆(がっぴつ)という。いずれも登記所への所有者の申請によって自由になしうる。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「分筆」の意味・わかりやすい解説

分筆
ぶんぴつ

」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android