デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤善治」の解説
加藤善治(2代) かとう-ぜんじ
文政8年生まれ。初代加藤善治の子。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。弘化(こうか)3年(1846)陶器から磁器に転じて煎茶(せんちゃ)急須をつくり,これが瀬戸での磁器製急須の始まりとされる。明治8年岩手県にいき,磁器の製作を指導。明治34年5月21日死去。77歳。号は早梅亭。
加藤善治(初代) かとう-ぜんじ
天明5年生まれ。尾張(おわり)(愛知県)瀬戸の人。文化-文政のころ古法にならって茶器を製作。弘法大師像2000体をつくり人々にくばったので,弘法善治とよばれた。明治6年6月29日死去。89歳。通称は善右衛門。号は早梅亭。