加藤芳郎(読み)カトウヨシロウ

デジタル大辞泉 「加藤芳郎」の意味・読み・例文・類語

かとう‐よしろう〔‐よしラウ〕【加藤芳郎】

[1925~2006]漫画家東京の生まれ。川端画学校などで学んだのち、庶民生活を描いたナンセンス漫画で多く読者共感を得た。タレントとしても活動し、人気を集めた。代表作「オンボロ人生」「まっぴら君」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「加藤芳郎」の意味・わかりやすい解説

加藤芳郎
かとうよしろう

[生]1925.6.25. 東京,代々幡
[没]2006.1.6. 東京,新宿
まんが家。14歳でまんが家を志して東京府立第六中学校夜間部在学中から各誌に投稿を続け,1941年近藤日出造編集の月刊誌『漫画』に投稿し 1等となる。太平洋戦争時は川端画学校に学ぶが中国に出征戦後は東京都公園緑地課に勤めながらまんがを描き,1947年に独立。1951年『あほだら兄弟』を講談社『キング』に描くが,1954年『サンデー毎日』にホームレスの生活を描く『オンボロ人生』,『毎日新聞夕刊に日々の政治・文化・風俗状況を描く世相諷刺の 四コマ『まっぴら君』を連載,一躍人気を得る。特に,『まっぴら君』は 2001年の終了まで 1万3615回という全国紙連載まんがの最長記録を達成。ほかに『オレはオバケだぞ』(1959)や『モテモテおじさん』(1963)など,意表をつく視点と描線による人間味豊かな爆笑まんがが多い。1981~92年日本漫画家協会理事長を務めた。1957年文藝春秋漫画賞,1986年紫綬褒章,1988年菊池寛賞,1996年勲四等旭日小綬章を受けた。(→まんが

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「加藤芳郎」の解説

加藤芳郎 かとう-よしろう

1925-2006 昭和後期-平成時代の漫画家。
大正14年6月25日生まれ。川端画学校でまなび,東京都庁勤務ののち昭和23年漫画家として独立。29年から「オンボロ人生」を「サンデー毎日」に連載,庶民生活のペーソスをナンセンスにえがいた。平成11年「毎日新聞」に長期連載(昭和29年から)した「まっぴら君」で日本漫画家協会賞。タレントとしても活躍。日本漫画家協会会長。平成18年1月6日死去。80歳。東京出身。

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367日誕生日大事典 「加藤芳郎」の解説

加藤 芳郎 (かとう よしろう)

生年月日:1925年6月25日
昭和時代;平成時代の漫画家
2006年没

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